
院長:藤田お気軽にご相談ください!
「赤ちゃんがいつも同じ方向ばかり向いて寝てしまう…」そんなお悩みはありませんか?タオルを使ったり、ベッドの位置を替えたりしても、気づけばまた元の向きに戻ってしまう。これで合っているのか不安になりますよね。


当院にも、向き癖について相談に来られるお母さんがたくさんいらっしゃいます。今回は、赤ちゃんの向き癖を和らげるために“今日からできる”寝る姿勢と環境づくりの工夫を紹介します。
赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごします。新生児なら1日16〜20時間、生後3か月でも14〜15時間は眠っています。つまり、どんな姿勢で寝ているかが、頭の形や向き癖に大きく影響します。赤ちゃんの頭蓋骨はとても柔らかく、生後2〜4か月ごろは特に変形しやすい時期です。同じ方向を向き続けて寝ていると、後頭部の一部分に圧がかかり続け、絶壁や左右差の原因となります。
乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐために、赤ちゃんは仰向けで寝かせることが推奨されています。ただし、仰向け寝ばかりだと後頭部への圧が偏り、向き癖を助長することがあります。そのため、安全な仰向け姿勢を守りながら、
といった工夫が大切です。うつぶせ遊びは首を支える筋肉の発達にもつながります。ただし、必ず見守りながら短時間から始めましょう。
専用グッズを用意しなくても、家にあるバスタオルだけで体位調整は可能です。例えば、右ばかり向いて寝る赤ちゃんには、背中の右側に細く丸めたバスタオルを入れ、体が自然に少し左へ傾くようにしてあげます。タオルの位置を数センチ変えるだけでも向きやすさが変わるので、赤ちゃんの様子を見ながら調整してください。背中を高くしすぎると転倒やうつ伏せになる危険があるので、3分の2程度が軽く浮くくらいを目安に。必ず目の届く範囲で行いましょう。
姿勢の向きは2時間に1回程度の目安で変えるとよいですが、授乳やオムツ替えのタイミングで気づいたときに変えるだけでも十分効果があります。
赤ちゃんは、明るい方・音がする方・人のいる方を好んで見ます。この習性を利用して、向いてほしい方向に興味を引く工夫をしましょう。
よく向く方向と反対側に窓や照明を配置します
お母さんやお父さんの声が聞こえる位置を反対側に
鮮やかで音の出るおもちゃを向かせたい方向に吊るします
このように、赤ちゃんの「見たい!」気持ちを活かすことで、無理なくバランスを整えられます。
授乳のたびに同じ腕で抱いていませんか?無意識の癖が、赤ちゃんの首や体の向き癖を強めてしまうことがあります。
日常的に体の使い方に変化をつけることで、赤ちゃんの筋肉や首のバランスが整っていきます。
自分で動けない時期なので、寝かせ方と環境づくりがカギ。ベッドの配置やタオル調整を積極的に。
首がすわりはじめる時期。タミータイムを取り入れて筋力アップを。頭の形が変わりやすい時期なので集中ケアを行いましょう。
寝返りが始まり、頭も固くなり始めます。早めのケアがより効果的です。
ご家庭での工夫で十分改善が見られることも多いですが、2か月を過ぎても向きが改善しない、反対側を向けようとすると泣いて嫌がる、頭や顔の形に明らかな左右差が出てきたなどのような症状がある場合は専門家に一度相談してください。これらの症状の背景に、筋性斜頸や骨格のゆがみが隠れているケースもあります。
整骨院ふじた・春日院では、赤ちゃんの身体のバランスを優しく整え、首や背中、骨盤など全体の調和を図る施術を行っています。ごく軽いタッチで行うため、赤ちゃんも安心して受けられます。施術と自宅でのケアを合わせることで、頭の形だけでなく、首の可動性や便通、寝つきの改善など、嬉しい変化が見られるお子さんも多いです。


赤ちゃんの向き癖は珍しいことではありませんが、放っておくと左右差や姿勢のクセにつながることがあります。頭の形がまだ柔らかい生後4か月頃までが改善のゴールデンタイムです。今日からタオル調整や環境の見直しなど、できることから始めてみましょう。もし不安なことや難しい点があれば、どうぞ一人で悩まずにご相談ください。赤ちゃんが安心して成長できるよう、当院が全力でサポートいたします。


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