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高校生の息子さんが腰痛に悩まれており、高校生活最後の野球を思いっきりさせてあげたい。そんなお母さまからお問い合わせを頂きました。
ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
息子は現在高校の硬式野球部に所属しているのですが、ここ半年ほど腰痛に悩まされており、まともに野球をすることができない状況が続いています。整形外科で診てもらったところ、骨には異常がないと言われました。整骨院や整体院にも通ってみましたが、効果は一時的なようで根本的な改善には至っていません。
夏の大会で引退を控えているため、残された時間は限られています。息子にとって最後の大会なので、できる限り万全の状態で臨ませてあげたいと思っています。
腰痛のため、日常生活でも支障が出ています。長時間座っていられない、重い物を持つのが辛い、寝返りを打つときに痛みを感じるなど、生活の質が低下しています。学業にも影響が出始めており、このままでは進路にも影響しかねない状況です。
このような状況を踏まえ、以下の点についてアドバイスをいただけますと幸いです。
まず、息子の腰痛の原因として考えられることはどのようなことでしょうか。野球特有の動作が関係しているのでしょうか。
次に、痛みを和らげるために自宅でできることはありますか。ストレッチや簡単な運動など、日々の生活に取り入れられるものがあれば教えていただきたいです。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
今回は野球選手に多い腰痛について、その原因と対策をお伝えします。
野球は、一見すると肩や肘に負担がかかるスポーツというイメージがありますが、実は腰にも大きな負担がかかります。ピッチングやバッティングの際に体幹を捻る動作が多いため、腰部に様々なストレスがかかるのです。
野球をしている中学生、高校生に起こりやすい腰痛について解説します。
これは腰の筋肉や筋膜が痛む状態です。特に姿勢維持に重要な脊柱起立筋が影響を受けやすく、腰を反らしたり捻ったりする動作で痛みが出やすくなります。
腰の骨に疲労骨折が起こる状態です。放置すると骨のズレが進行し、神経を圧迫して足の痛みやしびれを引き起こす可能性があります。
急な動作や無理な体勢により、椎間板が正常な位置から脱出し、神経を圧迫する状態です。腰痛だけでなく、下肢にも症状が出ることがあります。
なぜ野球と腰痛が関係しているのでしょうか。その原因に迫ります。
厳しい練習による筋肉の疲労は、血流を悪化させ筋肉を硬くします。これにより柔軟性が低下し、ケガのリスクが高まります。
野球は練習時間が長く、様々な動作を繰り返し行います。これにより筋肉の疲労や骨への負担が蓄積されやすくなります。
打撃時やスライディング、投球など、瞬間的に大きな力が加わり腰を痛める事があります。
チーム内での競争やプレッシャーなど、精神的なストレスも腰痛の一因となることがあります。
前傾姿勢での痛みは筋・筋膜性腰痛や腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。体を捻る動作での痛みは、上記の3種類全てが考えられます。
後屈時の痛みは筋・筋膜性腰痛や腰椎分離症の可能性があります。腰痛と足のしびれが同時に起こる場合は、腰椎椎間板ヘルニアを疑う必要があります。
腰痛予防には、適切なストレッチと筋力トレーニングが重要です。練習前後のストレッチを欠かさず行い、疲労回復にも気を配りましょう。
また、練習メニューやトレーニング方法の見直しも効果的です。腰への負担を軽減するため、反対側の動作も取り入れるなど、バランスの良いトレーニングを心がけましょう。
最後に、腰痛が長引く場合や足にしびれがある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。適切な診断と治療が、スポーツ生活を長く続けるカギとなります。
皆さんが健康で充実した野球生活を送れることを願っています。
当院では部位ごとに症状別ページをまとめています。ぜひご覧になってみてください。
腰椎分離症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。
腰椎椎間板ヘルニアはこちらのページをご覧ください。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。