赤ちゃんの向き癖に気づいたら？家庭でできる工夫について解説

赤ちゃんがいつも同じ方向ばかりを向いて寝ていませんか？どちらか一方に頭を傾ける姿勢を続けていると、「これって向き癖なのかな？」「もしかして病気かも…」と心配になる親御さんが多くいます。頭の形が少しずつ左右で違って見えたり、耳の高さがずれていたりすることに気づいて、不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

赤ちゃんの向き癖の特徴や筋性斜頸との違い、放置した場合の影響についてわかりやすく解説していきます。

向き癖の主なサイン

筋性斜頸との違い

見た目だけでは「向き癖」と「筋性斜頸」を区別しづらい場合もあります。以下のポイントを確認してみましょう。

向き癖を放置するとどうなる？

初期の段階で正しく対処すれば心配はいりませんが、放置すると次のような影響が出ることがあります。

月齢ごとに見る特徴

赤ちゃんの向き癖は月齢によって特徴が異なります。生まれてから2ヶ月頃までは、まだ自分で首を動かすことが難しく、胎内での姿勢の名残が強く残っているため、最も向き癖が出やすい時期といえます。この段階では、寝かせ方や抱っこの仕方によって頭の形や首の向きに左右差が生じやすく、保護者の関わり方が重要になります。

生後2〜4ヶ月になると、首の力が少しずつついてきて自分で動かせるようになりますが、それまでにできた癖が定着しやすく、左右どちらかに偏った姿勢が続くと、筋肉の緊張バランスや頭の形にも影響が及ぶ場合があります。そのため、この時期の早めのケアや、日常生活の中で動きを促す工夫が大切になります。

さらに生後4ヶ月を過ぎると、頭の骨が徐々に硬くなり、形や向きの矯正には時間がかかりやすくなります。この頃には首のすわりや寝返りが始まり、全体の姿勢や骨格バランスへの影響も考慮する必要があり、必要に応じて専門的な調整やアドバイスを受けることが効果的です。赤ちゃんの成長段階に合わせたケアを行うことで、自然で健やかな発達をサポートすることができます。

受診・相談を検討すべきケース

以下のようなサインがある場合は、医療機関や専門家への相談をおすすめします。

当院での対応

整骨院ふじた・春日院では、赤ちゃんの首や背骨の状態、頭の形、筋膜の緊張などを検査で丁寧に確認します。施術は3gほどの微細な刺激で行い、赤ちゃんの体にとって安全でやさしい方法です。

また、ご家庭で行える抱っこの工夫や寝かせ方、遊びの中で自然に向きを変える方法も、赤ちゃんの状態に合わせて具体的にお伝えしています。

早めの対応が未来を変えます

向き癖は「少し気になるけど大丈夫かな」と見過ごされがちですが、成長の初期段階だからこそ整いやすく、改善もしやすい時期です。赤ちゃんの健やかな成長のために、気になる変化があれば一人で悩まず早めにご相談ください。

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