
院長:藤田お気軽にご相談ください!
「赤ちゃんの頭の形、いずれ自然に良くなるのかな?」そんなお悩みを抱える保護者の方は少なくありません。実際、整骨院ふじた・春日院にも「今のうちにできることはある?」といったご相談が多く寄せられています。実は、赤ちゃんの頭の形が最も整いやすい時期には“ゴールデンタイム”があり、その分かれ道となるのが生後半年頃です。今回は、赤ちゃんの頭の形がどのように変化していくのか、そして改善のチャンスを逃さないために知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。


赤ちゃんの頭の骨はやわらかく、成長とともに少しずつ自然な形へと変化していきます。特に軽い歪みであれば、生後4ヶ月頃に首がしっかりしてくるタイミングで、圧が一方向に集中しにくくなり、形が整っていくケースが多く見られます。多くの場合、生後3〜4ヶ月頃に最も平坦化が強くなり、その後の寝返りや抱っこ姿勢の多様化によって少しずつ改善していきます。
軽度なゆがみであれば、生後1歳〜1歳半頃までに気にならなくなることがほとんどです。髪の毛の成長によって見た目にも分かりづらくなり、頭の丸みが自然に整っていきます。ただしこれは、早い段階で寝る向きや抱き方の工夫ができていることが前提です。
一方で、歪みが強い場合には自然経過だけでは改善しにくいこともあります。ある報告によると、生後4〜8ヶ月時点で重度の偏平がある赤ちゃんの約7割は、その後も明らかな改善が見られなかったとされています。つまり、「いずれ治るだろう」と待つだけでは改善のタイミングを逃してしまう恐れがあります。変形が目立つ場合は、早めに専門家へ相談することで改善の可能性を高めることができます。
頭の骨は月齢が進むごとに徐々に硬くなります。生後6〜7ヶ月を過ぎると変形しにくくなり、9ヶ月〜1歳頃にかけて骨の形が安定していきます。言い換えれば、頭の歪みが戻り辛くなる時期でもあります。そして、1歳半を過ぎると頭の形はほぼ固定されるため、それまでの対応が非常に重要です。このため、生後6ヶ月までを「調整しやすいゴールデンタイム」と考えるのがよいでしょう。
ヘルメット療法を検討される場合は、生後3〜6ヶ月の間に始めるのが一般的です。治療期間はおおよそ6~12ヶ月で、月齢が低いほど頭蓋の成長力を活かして短期間で効果が出やすくなります。6ヶ月以降では頭蓋骨が硬くなるため、効果は限定的となります。
整骨院ふじた・春日院では、赤ちゃんの頭の形だけでなく身体全体のバランスを見ながら、根本的な原因を検査によって突き止めます。施術は3グラムほどのごくやさしい刺激で行い、頭蓋や頚椎、骨盤の動きを整えることで赤ちゃんの自然な回復力を引き出します。施術期間の目安は月齢+2~3ヶ月が目安となります。なぜならば私たちが最も大切に考えていることは、頭の歪みの改善は基よりお子様の成長サポートだからです。
ハイハイは大きくなったときに、良い姿勢を保つために必要な抗重力筋を鍛えるとても大切な成長発育の段階です。この発育段階で姿勢筋が鍛えられていないと、小学校に入ったときにじっと座っておくことが出来ない事になり兼ねません。結果として発達障害のグレーゾーンと診断を受けてしまっては本末転倒です。だからこそ、頭の形だけに目を向けない成長のサポートを通して、お子様にとってのこれからの人生が自己肯定感高く歩んでいけることを、心から願っています。
赤ちゃんの頭の形の改善には「時期」と「方法」の両方が大切です。軽い変形なら自然に整うこともありますが、強い歪みでは時間だけが過ぎてしまうこともあります。頭が柔らかいうちに適切なケアを行えば、短期間での変化も期待できます。整骨院ふじた・春日院では、検査の結果をもとに最適な施術計画と改善の見通しをお伝えしています。お子さまの頭の形でご不安を感じたときは、早めにご相談ください。
ヘルメット治療との併用も可能
ヘルメット療法で形を整えながら、筋肉の緊張や向き癖、姿勢の偏りを施術で解消することで、より自然な発達をサポートできます。両方を併用することで、見た目だけでなく身体の使い方もスムーズになります。


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