
院長:藤田お気軽にご相談ください!
せっかく向きを変えようとしても、赤ちゃんが泣いてしまい、つい自分を責めてしまう。そんなお悩みありませんか。実は、赤ちゃんの向き癖への対応は「頑張りすぎない」ことが大切です。ストレスをためずに続けられる工夫をすれば、少しずつ前に進めます。今日は、赤ちゃんにもお母さんにも優しい向き癖ケアの続け方をお伝えします。


向き癖のケアは、赤ちゃんのためを思って頑張れば頑張るほど、親の心と体に負担がかかりやすいものです。「これで合っているのかな」「もっとやらなきゃいけないのかな」と不安になり、気づけば一日中向き癖のことばかり考えてしまう方も少なくありません。ここでは、親御さんがどのような場面でストレスを抱えやすいのかを整理しながら、一緒に気持ちを軽くしていきましょう。
夜中に赤ちゃんの頭の向きを直そうと何度も起きてしまうと、親の睡眠が削られ、体も気持ちも疲れ切ってしまいます。上の子のお世話や仕事との両立も重なれば、疲労はさらに大きくなります。
赤ちゃんが嫌がる方向に顔を向けさせようとすると泣いてしまうことがあります。そのたびに「無理をさせているのでは」と不安になり、悩みが深くなってしまう方も少なくありません。
タオルでサポートしたり、抱っこの仕方を変えたりと工夫をしても変化が見えないと、「何をしてもダメなのかも」と感じてしまいます。ですが、実は多くのケースで、時間とともに自然に良くなる傾向があります。
向き癖のことを真剣に考えているほど、「ちゃんと直してあげたい」という気持ちと「もう疲れてしまった」という本音の間で揺れ動きやすくなります。ですが、向き癖のケアは、頑張り続けることよりも、親御さんの心が折れないことの方がずっと大切です。ここからは、少しだけ視点を変えて、心の負担を減らしながら向き合っていくための考え方を整理していきます。
「赤ちゃんの頭の形が完璧じゃないと将来に影響が出るのでは」と心配で、毎日鏡をチェックしたり、夜中も気になって眠れなくなっていませんか。そんな不安な気持ち、とてもよくわかります。実は赤ちゃんの向き癖は、生後3ヶ月頃に首がしっかり座り、寝返りを始めるようになると、自然に改善していくケースがほとんどです。 首や背中の筋肉が発達し、左右対称に動けるようになるからです。すべてを親の手でコントロールしようとせず、「今日はおもちゃで少し顔を向けてくれた。それで十分」と小さな成功を認めてあげてください。完璧を求めないこの考え方が、心の余裕を生み、長く続けられる一番のコツになります。あなたはすでに十分頑張っていますよ。
「もっとやらなきゃ」と自分を追い込んでしまうと、かえって育児全体が辛くなってしまいますよね。まずは「起きている時間だけ」「お風呂の後だけ」など、自分に優しいルールを決めてみましょう。例えば、抱っこの向きを交互に変える、おもちゃを反対側に置く、タミータイムを1日数分だけ。そんな小さな積み重ねだけで十分効果があります。毎日の家事や上の子のお世話の中で、無理なく取り入れられる範囲に絞ることで、ストレスが減り、自然と続けやすくなります。60点でOK、という気持ちで取り組めば、赤ちゃんもリラックスして応じてくれるはずです。一歩ずつ、あなたのペースで大丈夫です。
音の出るおもちゃや鏡を向かせたい方向に置くと、赤ちゃんは自然にそちらを向いてくれます。声をかける位置を変えるのも効果的です。強制ではなく、興味や遊びの中で誘導していくのがポイントです。
赤ちゃんが起きているときに、うつぶせで短時間遊ぶ「タミータイム」は首や背中の筋肉をバランスよく育てるのに役立ちます。ほんの数分から始め、おもちゃを見せたり声をかけたりして楽しんでみましょう。嫌がる場合はすぐ抱き上げて大丈夫です。
左右で抱く腕を変える、縦抱きやおんぶを取り入れるなど、日常の抱っこでも向き癖の改善をサポートできます。抱き方を変えるだけでも新鮮で、親子のスキンシップがより楽しくなるはずです。
自宅で工夫しても変化が見られないときは、ひとりで抱え込まずに私たちにご相談ください。当院では、ソフトで優しい刺激を用い、赤ちゃんが安心して受けられる施術を行っています。一人で悩まず、不安を共有しながら前向きに取り組んでいきましょう。完璧さよりも、親子の「心の安定」を優先することが何より大切です。小さな工夫の積み重ねが、赤ちゃんの成長にも、お母さんの安心にもつながることを大切にしています。


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