
院長:藤田お気軽にご相談ください!

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赤ちゃんの向き癖について、「家庭でも何かできることはありますか?」というご相談を多くいただきます。実は、向き癖は首の向きを変えるだけの問題ではなく、赤ちゃんの筋肉や神経発達とも密接に関係しているんです。ご家庭でできる簡単なトレーニングを取り入れることで、体のバランスをとり戻し、発達をスムーズに促すことができます。ここでは、これまでの経験をもとに、安全で楽しくできる「向き癖改善トレーニング」をご紹介します。


タミータイムとは、簡単にできる赤ちゃんの「うつ伏せ遊び」です。ママのお腹の上や硬い床にタオルを敷いて、赤ちゃんをうつ伏せにし、見守りながら短時間過ごさせます。生後1〜2ヶ月から始められ、最初は1分程度から。首すわりや寝返りを促し、頭の変形(絶壁頭)を防ぎます。赤ちゃんの筋力アップや親子の絆も深まります。
この姿勢では、赤ちゃんが自然に頭を持ち上げようとするため、首や肩、背中の筋肉をバランスよく使うことができます。アメリカ小児科学会でも推奨されており、向き癖の改善だけでなく、運動発達や寝返り・おすわりの準備にもなる大切な遊びです。ただし、タミータイムは必ず起きている時間に、大人がそばで見守りながら行うことが大切です。寝ている間のうつぶせ姿勢は避けましょう。
生後すぐからOK
生後0〜2ヶ月…1回30秒〜1分を数回
生後3〜4ヶ月…1回5分前後
生後5ヶ月〜…1回10分を目標に、合計30〜60分程度
赤ちゃんが嫌がる場合は、ママやパパの胸の上にうつぶせにしてスタートしてみましょう。肌と肌の温もりを感じることで安心し、少しずつ慣れていくことができます。おもちゃや鏡を赤ちゃんの目線の高さに置いたり、顔を見ながら声をかけたりするのもおすすめです。親子の楽しいコミュニケーションの時間として取り入れましょう。


授乳や抱っこのたびに、左右をバランス良く変えるよう意識しましょう。タミータイムは短時間から始め、好きな歌や声かけで“遊び”の一部にしてあげてください。
うつぶせで目の前におもちゃを置き、手を伸ばす動きを促します。あお向けの姿勢で、足を持ってゆっくり“自転車こぎ”をサポートする運動もおすすめです。股関節や体幹を整え、寝返りの準備につながります。
少し離れた場所におもちゃを置き、自分から向かう動きを引き出す遊びが効果的。横向きの姿勢をキープする練習も取り入れましょう。背中をタオルなどで支えると安定します。
ベッドの位置を変えて、光や音、声の聞こえる方向を工夫するだけでも、自然と向きを変えるきっかけになります。
抱っこや授乳の向きを左右で偏らないよう意識しましょう。最初は違和感があっても、数日で自然に慣れます。
音の鳴るおもちゃや家族の声を、赤ちゃんがあまり向かない側から聞かせることで、首を動かすチャンスが増えます。
トレーニングは「義務」ではなく、「親子の楽しい遊び時間」として取り入れるのがコツです。
小さな変化(反対側を向くようになった、頭を長く持ち上げられるようになったなど)を記録しておくと、成長を実感できます。
向き癖の背景には、筋力のアンバランスだけでなく、頚椎や骨盤のねじれ、筋膜の張りなどが関係しているケースもあります。整骨院ふじた・春日院では、赤ちゃんの全身をやさしく検査し、3gほどのごく小さな刺激で骨格や筋肉の緊張を整えていきます。施術後は赤ちゃんの身体が軽くなり、家庭でのトレーニング効果も一層感じやすくなります。


向き癖を整えることは、頭の形をきれいにするだけでなく、寝返り・おすわり・はいはいといった成長ステップをスムーズに進めるための第一歩でもあります。焦らず、赤ちゃんと一緒に小さな成長を楽しみながら続けていきましょう。もしご家庭でのケアに不安がある場合や、改善が見られないときは、ぜひお気軽にご相談ください。当院では、お一人おひとりの赤ちゃんに合わせた施術と家庭ケアのアドバイスを丁寧に行っております。


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