【梨状筋症候群】ランニング中のふくらはぎの痛みが改善するまで

右ふくらはぎの痛みで来院された女性（40代/主婦）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

ランニング中に1,5㎞を過ぎたころから、右ふくらはぎの鋭い痛みが出現してランニング継続が不可能になる。

来院に至るまでの経緯

2か月前からランニングで1.5km通過した頃から、右ふくらはぎの痛み出現。日常生活は全く問題ないが、やはり走ると痛みが出て走れなくなるので整形外科受診。

１つ目の病院では肉離れと診断。しばらく安静で様子をみるも痛みは全く変わらずセカンドオピニオン。次の病院ではOver Use（使い過ぎ）と言われたそうです。

ストレス発散に毎日走ることを楽しみにされているだけに、想像していた以上に走れないストレスは半端ないようでした。そんな中、当院の事をインターネットで見つけ粕屋群からご来院。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り

腓腹筋・ヒラメ筋
圧痛、ストレッチ痛、収縮痛なし
ファダーフテスト（＋）
ファベーレテスト（－）
左右の股関節外旋可動域制限

検査結果の分析により、肉離れはないor治癒していると判断。仙腸関節の機能不全に加え、梨状筋症候群による坐骨神経圧迫を念頭に施術内容を組み立てた。

施術内容と経過

仙腸関節、股関節、下肢の施術に重点を置いた。

仙腸関節機能障害・坐骨神経の滞りを解消させる神経整体を行ったところ、１回で足の異常なまでの軽さを感じられ感動して帰って頂きました

4週経過｜10km走れるまでに回復。

6週経過｜15km走れるまでになりました。

人間の体の不思議なところで、痛い箇所に必ず原因がある訳ではありません。
この原因追及が治療の結果を左右します。そして原因が分かり、その部分を変化させる事が出来る技術があることも大事です。

原因追及する際は、整形外科的な知識は最低限必要で、それ以外にも触れて読み取れる情報や動きの中で読み取れる情報などを総合的に判断していく必要があります。

あなたが痛い箇所に囚われていて、なかなか痛みが変化しないのであれば視点を変えてみることも大事かもしれません。

以下ご本人のメッセージ

大好きなランニングが出来なくなり、このまま走れなくなるんじゃないかなと不安でした。

肉離れと思っていた痛みが、坐骨神経痛だと言われたときは衝撃でした。

今回フルマラソンに初挑戦、無事完走する事が出来た時は感動して涙が出ました。

これからも体のケアを続けながら、大好きなランニングを楽しみたいです。