内側側副靭帯損傷

内側側副靭帯損傷とは

膝の関節を安定させる「内側側副靭帯」という帯状の組織が、外力やひねりの動作で伸ばされたり切れたりして損傷した状態をいいます。

内側側副靭帯損傷の特徴

内側側副靭帯損傷はスポーツや転倒で膝をひねったときに起きやすいケガです。膝の内側に鋭い痛みが出て、歩行や階段動作がつらくなるのが特徴です。軽度では安静で落ち着く場合もありますが、中程度から重度では膝がぐらつき、思い通りに動けなくなります。スポーツ選手だけでなく日常生活にも影響するため、早めの対処が大切です。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」やスポーツ外傷の疫学調査によると、靭帯損傷全体はスポーツ外傷のうち約20～30％を占めると報告されています。その中で内側側副靭帯損傷は最も発生率が高く、年間数万人規模で受傷しているとされています。特に10代〜40代の運動習慣のある人に多い傾向があります。

内側側副靭帯損傷でお悩みなら当院までご相談ください。

放置すると膝関節が不安定になり、ちょっとした動作で膝が「抜ける」感覚が増します。その結果、半月板や前十字靭帯など他の組織も傷つきやすくなり、関節の変形や慢性的な膝痛へ発展する可能性があります。初期段階で的確に対応を行うことが、将来の負担を防ぐうえで非常に重要です。

内側側副靭帯損傷の原因

内側側副靭帯損傷の原因として次のものが挙げられます。

内側側副靭帯損傷は、スポーツや外力など複数の要因が重なり、膝関節の安定性低下や可動域制限を引き起こします。その結果、関節周囲の筋肉や靭帯への過度な負担が生じ、炎症や機能障害となって膝の痛みや不安定感として自覚されます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。内側側副靭帯損傷は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

内側側副靭帯損傷への対応として、次のようなものが一般的です。

物理療法

あくまで「症状を和らげる補助的手段」であり、それだけで靭帯自体が早く治るわけではありません。また、効果の感じ方には個人差があり、期待どおりに痛みが取れない場合もあります。

運動療法

効果が出るまでに時間がかかり、継続して取り組む根気が必要です。専門家の指導がない独自の運動は、治療どころか悪化につながる危険もあるため注意が必要です。

薬物療法

薬は一時的に痛みを小さくするだけであり、靭帯の損傷そのものを治す力はありません。また、痛みが抑えられて無理に動いてしまい、結果的に回復を遅らせたり再び損傷するリスクもある点に注意が必要です。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

内側側副靭帯損傷では、膝関節の安定性や可動域を詳細に評価することが重要です。膝の動揺性テストや関節の曲げ伸ばしを確認し、大腿部から下腿までのバランスをチェックします。さらに周囲筋群の緊張状態を観察し、必要に応じて提携医療機関でのMRIやレントゲンを用いて損傷度を精密に把握し、改善への方針を明確にします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

内側側副靭帯損傷のQ＆A

日常生活で動いてよい範囲は？

痛みの出ない範囲での歩行はリハビリの一部となります。ただし無理な階段昇降や長時間歩行は負担になる場合があります。

前十字靭帯損傷との違いは？

内側側副靭帯は膝の内側で安定を保ち、前十字靭帯は前後の動きを制御します。どちらも重要ですが損傷部位が異なります。

加齢でも起こる？

主にスポーツ外傷で多いケガですが、筋力低下した中高年は転倒などで起こることもあります。

睡眠に影響は？

膝の位置によっては寝返りで痛みが出たり、長時間同じ姿勢で張りが増すことがあり、眠りの質を低下させます。

他の靭帯も損傷していたら？

回復はより困難となり、複合靭帯損傷と呼ばれ手術適応も高まります。リハビリは長期化しやすい傾向です。

内側側副靭帯損傷で悩まされていた皆さまも、当院で神経整体の施術を受けて、このような変化がありました。

内側側副靭帯損傷は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。