反回神経麻痺

反回神経麻痺とは

反回神経麻痺とは、声帯の動きに関係する神経（反回神経）がダメージを受け、声を出す機能や飲み込みの力が低下する状態を指します。声がかすれたり、話しづらくなったりするなどの症状が現れます。

反回神経麻痺の特徴

この病気になると、声がかすれる、話すと息が漏れるような声になる、長時間話せない、声量が出しにくいなどの声の不調が続きます。食事や水分を飲み込む時にむせたり、咳き込むこともあります。症状は片側の神経だけのこともあれば、両側のときには呼吸困難になるケースもあります。また、原因が分からない場合も多く、生活や仕事に大きな支障をきたすことがあります。

厚生労働省などのデータでは、声帯麻痺（反回神経麻痺を含む）は年間の新規発症者が約6,000～8,000人程度と推定されています。人口比では100,000人あたり5～7人程度とされています。ただし、手術後や癌など他の病気に伴って発症するケースも多く、実際の患者数は推定より多い可能性が指摘されています。

反回神経麻痺でお悩みなら当院までご相談ください。

放っておくと、声のかすれが悪化し、日常会話や電話に支障が出たり、職場復帰や社会生活が難しくなる場合があります。食事の際にむせることで誤嚥性肺炎のリスクも高まり、高齢の方や持病のある方では命に関わる可能性もあります。さらに両側性の麻痺に進行した場合は声だけでなく呼吸までも困難となり、最悪の場合は気道確保のために緊急手術（気管切開）が必要となることもあります。早期の対策が非常に大切です。

反回神経麻痺の原因

開院以来、当院には反回神経麻痺でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、反回神経麻痺の原因はひとつではないということです。

反回神経麻痺の原因として次のものが挙げられます。

反回神経麻痺は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

反回神経麻痺は、様々な原因により反回神経が障害されることで発症します。頸部や胸部の腫瘍や手術、炎症、外傷などが引き金となり、声帯の動きが悪くなって声のかすれや発声困難を引き起こします。反回神経の機能障害が喉頭の動きを制限し、誤嚥やむせなどを伴うため、日常生活に負担がかかる状態が生じ、これが症状として表れます。神経障害が慢性化すると、声帯の炎症や機能低下が進み、より深刻な発声・嚥下障害につながります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。反回神経麻痺は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

反回神経麻痺への対応として、次のようなものが一般的です。

発声リハビリテーション

毎日自分でコツコツ続ける必要があり、効果が現れるまで数ヶ月かかることがあります。また、重症の場合や声帯の隙間が大きい場合は十分な改善が難しいこともあります。続ける意欲や根気が重要です。

声帯への注射治療

効果が一定期間しか持続せず、数ヶ月から数年で再度注射が必要になる場合があります。また、人によっては期待していたほど声の改善が得られなかったり、声が一時的に変化したりすることもあります。

外科手術

身体への負担が大きく、入院や全身麻酔が必要な場合があります。また、手術後も思った通りの声にならないことがあり、合併症（呼吸への影響や術後の声のかすれなど）が起きる可能性もあります。

反回神経麻痺を改善するために

まずはあなたの反回神経麻痺の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、反回神経麻痺の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

反回神経麻痺に対しては、声帯の動きや可動域、喉頭周辺の筋肉機能を詳細に確認します。また、声帯麻痺の程度や嚥下機能の評価も行い、周囲組織の状態を正確に把握し、症状改善と適切な治療を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院で反回神経麻痺が改善する理由

反回神経麻痺の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。反回神経麻痺は神経の専門家である当院にお任せください。

反回神経麻痺のQ＆A

症状が悪化しやすいのはいつ（季節・体調）ですか？

風邪をひいたときや体調不良、疲労が溜まっている場合に声の調子が悪化しやすい傾向があります。季節的なはっきりした特徴はありませんが、冬場は乾燥で悪化しやすい方もいます。

声が出やすくなる自宅でできるトレーニングはありますか？

深呼吸や正しい発声姿勢の練習、専門家指導のもと行う発声訓練が有効ですが、無理は禁物です。専門家の指示のもとで実施してください。

効果的な食事や生活習慣改善法はありますか？

バランスのよい食事と、水分補給、喉の乾燥を防ぐことが大切です。アルコールや刺激物は避け、必要に応じて加湿しましょう。

薬で治る病気ですか？

薬のみで完治することは少ないものの、一部のケースでは症状緩和や回復の助けになることがあります。

他に合併しやすい病気はありますか？

原因によっては甲状腺疾患や腫瘍、誤嚥性肺炎などが関連して発症することがあります。

この病気は人にうつったりしますか？

感染症が直接の原因でない限り、人にうつることはありません。

反回神経麻痺で悩まされていた皆さまも、当院で神経整体の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の神経整体と反回神経麻痺は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

反回神経麻痺は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。