症例報告

来院時の症状

６０歳　女性

左手の親指・人差し指・中指　指先のしびれ

 

来院に至るまでの経緯

６か月前から首の痛みが出現して自宅近くの整形外科受診をした。頸椎のレントゲン検査では椎間板の狭小化を指摘された。タリージェとメチコバール処方。根治的には手術の話もあったとのこと。でも幸いに３か月ほどで首の痛みは和らいで安心したのも束の間、２か月前から左手の親指・人差し指・中指の指先のしびれが出現。ご友人の紹介で来院に至った。

 

検査と所見

1. 頸椎可動域　正常可動域を【】内に示す

• 前屈30°【60°】
• 後屈30°【50°】
• 左回旋40°【60°】
• 右回旋30°【60°】
• 左側屈40°【50°】
• 右側屈30°【50°】

整形外科検査

2. 頸椎ヘルニアテスト

• Jackson test (－)
• Spurling test(－)

3. 胸郭出口症候群テスト

• ライトテスト　陽性

1. 握力検査

右：23キロ　左；22キロ

2. 手根官症候群による神経圧迫確認

• ファーレンテスト（－）

3. 自律神経の過緊張による不眠や全身の筋緊張を認めた。

 

施術内容と経過

頭部・頸椎に加えて肩関節・胸椎の神経調整を中心に施術を組み立てた。

4週経過：NRS10→7

8週経過：NRS10→3

この頃から不眠も解消傾向になった。

12週経過：NRS10→0～１

現在は施術間隔を空けながら、体の戻りが出ないかを確認しながらフォロー中も悪化なし。

＊当院のNRSは「過去に経験した一番堪えがたい痛みを１０、全く痛みなしを0とする」

 

院長よりコメント

症状が完治して本当にうれしく思います。またご自身の体のバロメーターを自覚できるようになった事が本当の健康を手に入れた証ですね。今後もメンテナンスを継続しながら、良い状態をキープしていきましょう。