夜も寝れない程の腰痛の行方は・・・

[ 2024/04/03 ]

46歳 女性

 

2日間のPC作業後より強い腰痛に襲われ、夜も寝れない日々。

 

それ以外にも右下肢の攣りそうな感じ、左脚に関しては正座で圧迫が続くとしびれてくる感じ。

 

数年前まではめまいにも悩まされた経験もあり、肩は凝ってる感じ。

 

初回検査では腰の前屈は床から15㎝離れている。腰の反りや回旋・側屈(横に倒す動き)は正常の6割程度の可動性。

 

それだけでなく、首の可動域は正常可動域の5割程度。

 

骨盤の関節可動域も狭く、姿勢的な問題も抱えてありました。

 

施術をはじめて1か月目で腰痛は4~5割程度に軽減するも、変な体勢で寝てて起きると昼くらいまで腰痛が続くような感じ。

 

下肢の攣り感は残存。

 

こんな状態からしばらく平行線を辿り、3か月が経過しました。

 

そして患者さんから、『このまま続けていて本当に治るのか』と問われました。

 

私は迷わず「はい」と答えました。

 

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治療の経過は様々です。

 

順調に良くなっていく人

 

急性期の痛みはすぐに引いたけどそこから一進一退が続いた後に快方に向かう人

 

症状の波が徐々に小さくなっていく人。

 

これは長年根本施術に携わってきたからこそ、わかる事です。

 

まだこの方は腰痛だけでなく、自律神経(交感神経)の敏感さもあり睡眠の質も安定していない状態でした。

 

長く続く痛み(感覚神経の反応)、不眠傾向(自律神経の反応)、筋肉のこわばり(運動神経の反応)、これすべて神経の反応です。

 

正常な体とは、神経が過敏でもなく鈍感でもない状態。いわゆるノーマルな状態です。

 

これが獲得できるまでには少なくとも3か月はかかります。

 

それから2週間が経過した頃から、体が変化してきました。

 

そしてもうすぐ1か月が経過したころには、自律神経の反応・筋肉のこわばりが取れてきていることを触診で確認しました。

 

「まだ時々目覚めるけど、ずいぶん寝れる日が増えてきたんじゃないですか」とこの方に問いました。

 

その方は目を見開き、『そうなんです!まさにその通りです』と少し驚かれたような様子でした。

 

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その方々の不調は必ず体に出ます。背中を触れると、その人の状態が分かります。

 

そして4か月か経過した再検査。

 

前屈0㎝になり腰、首、肩、骨盤、股関節の動きはすべて正常化。

 

強い筋肉のこわばりの消失して、睡眠の質も良くなり途中で起きる事が少なくなったと嬉しい声を頂きました。

 

そして無事に治療プログラムは終了して、メンテナンスへと移行しました。

 

3か月の時点で治る事をあきらめず最後までついてきてくれたからこその変化だったので、喜びもひとしおでした。

 

慢性的な痛みやしびれは現代の医学でもはっきりとした原因を突き止める事は困難なものです。

 

だからこそ代替医療と言われる私たちが生かされていくのだとも思います。

 

私が大事にするのは、痛い箇所に囚われずに体全体を診る(その人そのものを診る)ことを大事に日々の施術に励んでいます。

 

その人自身と向き合う中で、見えてくるものが沢山あります。

 

体に起きている痛みやしびれ、様々な不調は体や心からのサインです。

 

サインを無視すれば、いつか爆発するか”無”になります。

 

これは心でもそうかもしれませんね。

 

健康な体を私はよく『神経が敏感でも鈍感でもないノーマルな状態』と表現しますが、心で言えば『喜怒哀楽』がある状態ですね。

 

感じたままに動く。これが難しくなってきた現代ではありますが、意識的に感じたままに動く。そのためにはまずは五感を研ぎ澄まして感じる事から始めてみてはいかがでしょうか。

 

そうすれば体や心からのサインも拾えるようになるはずです!

 

春日市の神経整体院

整骨院ふじた

院長 藤田 東志