背骨は正常な場合前後方向に曲がっています。これを生理的湾曲と言います。

これに対し、正常でない曲がり方として脊柱側弯症や変形性腰椎症があります。

脊柱側弯症とは、身体を正面から見た時に左右方向に曲がっている状態のことです。真横に曲がっているだけでなく、身体がねじれたようになって曲がっている方も含みます。

脊柱側弯症で多いのが、思春期に原因無く曲がてしまう突発性側弯症です。

変形性腰椎症とは、老化により骨が変形して背骨が曲がってしまう病気です。

高齢で腰が前に曲がっている方や、後ろに反ったようになっている方がそうです。

このような歪みがあることで、背骨から全身に巡る神経が圧迫されて神経が過敏になったり鈍くなったりするのです。

神経には痛みやしびれを感じる感覚神経、動きを筋肉に指示する運動神経、内臓機能や体温を一定に保つ働きがある自律神経があります。

これらの神経は、背骨を介して全身に巡るため姿勢の歪みがあるとこれらどの神経の反応が出てもおかしくありません。

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