骨折術後の傷口の痛みが強すぎて、鬱になりそう・・・
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2023/10/21 ]
71歳 女性
既往歴
3年前に交通事故に遭い、右膝の骨折(プラトー骨折)の手術
骨折手術後の抜釘後に縫合部の強い痛みが出現
1年経過しても縫合部の痛みが改善しないため心療内科を進められる(薬の飲み合わせが悪く手が震えるようになる)
さらに1年が経過して、他整形外科受診。半月板再断裂?と膝の変形と診断されてヒアルロン酸注射とリハビリで様子をみる
プールで痛そうに悪いているのを見かけた方の紹介で、当院に8月来院。
はじめは少し触れるだけでも手を払いのけられるほどの痛みでした。
痛みが強すぎて、夜もまともに寝れない程だそうです。
私たちは医師ではないでの診断はできませんが、反射性交換神経性ジストロフィー(RSD)だったのではないか考えています。
なかなか何をしても改善しない難治性の症例としても有名です。
反射性交換神経性ジストロフィー(RSD)とは、ケガや手術をきっかけに発症する神経の異常過敏症を主とするものです。
異常に激しい痛みがあり、患部の腫れやむくみが続くことも多いのが特徴です。
実際に軽い熱感やむくみがありました。
現在2か月が経過しました。
右膝の傷口の痛みは60%改善されてきました!
そしてなんとプールでは1kmも歩けるようになったと報告頂きました。
プールで歩いている知らない方から、『はじめは痛くて痛くてしょうがないような歩きをしてたけど、今はドンドン歩きよるね!』と言われたそうで満面の笑みで報告してくれました。
この反射性交換神経性ジストロフィー(RSD)の症例経験は今まで経験がなかったので、またこれからどんな経過を辿ってくれるか楽しみです!