
院長:藤田お気軽にご相談ください!

院長:藤田お気軽にご相談ください!
起立性調節障害で朝に起き上がれず、欠席や遅刻が続くと、「このまま学校へ戻れないのでは」と不安になるものです。午後になると動ける日があっても、朝から教室へ行けないことで、本人もご家族も自分を責めてしまうことがあります。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害から学校へ戻るときに、体調に合わせて考えたい登校の進め方、学校へ相談できる配慮、無理を避けたい状態についてお話しします。
起立性調節障害の全体像を先に確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、学校生活へ戻るために日常で確認しやすい点からお伝えします。




今の体調から無理なく始めましょう
起立性調節障害では、朝から午前中に症状が強く、午後から夕方にかけて少し動きやすくなることがあります。朝は起きられないのに夜は元気なため、周囲から誤解されやすい点が特徴です。


しかし、午後に会話や動画視聴ができることだけで、「学校へ行けるのに行かない」と決めつけることはできません。立ち上がったときのめまい、頭痛、吐き気、動悸、強い疲れが重なっている場合もあります。
学校復帰を考えるとき、まず確認しておきたいのは、登校できた日数だけではありません。起き上がれる時刻、立っていられる時間、外出後の疲れ、翌朝の状態まで記録すると、負担の傾向がつかみやすくなります。例えば、午後に一時間外出できても、翌日に強い倦怠感が残るなら、今の体には負担が大きかった可能性があります。本人の感覚を聞きながら、できたことだけでなく、後から出た変化も一緒に記録しておきましょう。


この記録は、本人を評価するためのものではありません。担任や養護教諭に状況を伝えたり、生活の負担を減らす方法を考えたりするための材料として使います。
欠席が続くと、遅れを取り戻すために、いきなり朝から一日登校を目標にしたくなるかもしれません。ただ、体調が十分に戻っていない段階で負担を増やすと、登校した翌日に動けなくなることがあります。「一度行けたから、明日も同じようにできるはず」と考えず、その日の状態と翌日の反応を確認することが大切です。うまくいかない日があっても、本人の努力不足ではなく、進める速さが合っていなかった可能性があります。
登校再開は、朝から教室で授業を受けることだけを指すわけではありません。体調に合わせて、学校とのつながりを保つ方法を複数考えておくと、本人が取り組める入口を選びやすくなります。
午前中の症状が強い場合は、午後から一時間だけ登校する方法があります。授業への参加が難しい日は、先生と話す、課題を受け取る、校内を歩くなど、目的を小さく設定しても構いません。
教室の音や人の多さが負担になる時期は、保健室や別室登校を学校と相談することも選択肢です。別室は教室へ戻れない失敗ではなく、学校という場所に安心して滞在するための時間になる場合があります。別室で過ごす時間や、教室へ移る条件は、本人と学校であらかじめ決めておくと安心です。途中で体調が悪くなったときの連絡方法や帰宅の基準も、無理のない範囲で共有しておきましょう。
自宅では、起床時刻を急に前倒しするより、本人ができる範囲で生活のリズムを記録し、起きた後の体調を確認することから始めます。水分や食事、睡眠、外出後の疲れも、無理なく続けられる方法で記録してみてください。


一方で、強いめまいやふらつきがあるのに無理に立たせたり、症状を我慢して運動させたりするのは控えましょう。自宅ケアの範囲で対応できるか迷うときは、症状の経過をまとめて相談先を考えることが大切です。
朝に起きられない、欠席する、周囲から責められる、さらに不安が強くなるという流れが続くと、体だけでなく心の負担も増えます。本人が学校へ行きたいと思っていても、失敗への不安から次の一歩をためらうことがあります。ご家族は「なぜ行けないの」と尋ねる代わりに、「今いちばんつらいのは何か」「学校でできそうなことはあるか」と聞いてみてください。答えがすぐに出なくても、責められずに話せる時間が、学校とのつながりを保つ助けになります。


起立性調節障害については、まず医療機関で状態を確認することが大切です。そのうえで、日常の動作や体の緊張が負担になっていないかを考えると、生活の中で工夫できる点が見つかることがあります。当院では、首や肩、背中の緊張、呼吸のしやすさ、立ち上がりや歩行時の体の使い方などを、日常生活の様子とあわせて確認します。施術だけで学校復帰を約束するものではなく、今の体にどのような負担が重なっているかを考えるための相談です。
長時間のスマートフォンや勉強、緊張が続くと、首や肩に力が入りやすくなります。本人が痛みを訴えていなくても、呼吸が浅い、肩が上がっている、寝ても疲れが取れにくいといった様子がないか確認します。
座った状態から急に立ち上がると、ふらつきや不安感が強くなることがあります。動作を急がず、立ち上がった後の状態を確かめながら行うことが、日常の負担を減らす一歩になります。強いふらつきがある状態で、首や背中を強く押したり、無理に動かしたりするのは避けてください。症状の出方が急に変わった場合や、日常生活への影響が大きい場合は、医療機関への相談を優先します。
遅刻や欠席が続くときは、担任だけでなく、養護教諭や学年主任にも状況を共有しておくと安心です。登校できる時間帯、避けたい活動、体調が悪化したときの連絡方法を、具体的に伝えておきましょう。失神、胸の痛み、急な体重減少、強い頭痛、気分の落ち込み、自分を傷つけたいという発言などがある場合は、学校との計画より医療機関への相談を優先してください。出席日数や評価、進級、受験への扱いも学校ごとに異なるため、早めに確認しておきたいところです。
起立性調節障害からの学校復帰は、朝から毎日通えるかだけで決めるものではありません。体調の波を記録し、午後の短時間登校や別室での滞在など、本人が続けやすい方法から学校との接点を作っていきます。翌日の体調まで含めて無理のない計画にすることが、登校を続けるための大切な確認点です。今日できたことを少しずつ積み重ね、負担が大きいときは一段階戻す柔軟さも持っておきましょう。強いふらつきや急な体調変化は無理をしないことも忘れないでください。体調の経過、学校で困っている場面、体の使い方まで含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。

