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起立性調節障害で親子の会話が苦しいときに考えたいカウンセリング

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朝になると体が重く、起き上がろうとするとめまいや頭痛、吐き気が出る。夕方には少し動けるため、周囲からは怠けているように受け取られてしまい、本人も家族もつらさを抱え込むことがあります。

整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害でカウンセリングを考えるときに知っておきたいこと、家族の関わり方、日常で無理をしないための考え方についてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。朝の不調だけを切り取らず、一日の体調の波や生活への影響にも目を向けることが大切です。

院長:藤田

まずはつらさを否定しないこと

目次

朝だけ動けない日が続くとき

起立性調節障害では、朝に症状が強く、夕方から夜にかけて比較的動きやすくなることがあります。この体調差が大きいほど、本人も家族も戸惑いやすいものです。夜には会話ができたり、好きなことには取り組めたりするため、「朝も頑張ればできるのでは」と思われがちです。しかし、起き上がる動作そのものが負担になっている場合もあります。朝の不調を意思の問題だけにしないことが出発点です。

怠けではないと伝えにくい理由

本人が一番苦しいのは、症状そのものだけではありません。学校に行けないこと、約束を守れないこと、家族に迷惑をかけていると感じることが、気持ちの負担として重なります。数々のご相談の中でも多いのが、「本人にどう声をかければよいか分からない」という悩みです。まずは朝の状態を責めるよりも、頭痛や立ちくらみ、吐き気、だるさがどの程度あるのかを落ち着いて聞いてみてください。

夕方に元気でも無理を重ねない

夕方に少し楽になると、遅れを取り戻そうとして予定を詰め込みたくなるかもしれません。ただ、体調が上向いた時間に頑張りすぎると、翌朝の負担につながることもあります。

一日の中で体調がよい時間帯を把握することが、生活の負担を減らす手がかりになります。入浴、食事、学習、スマートフォンの使用、就寝時刻などを振り返り、夜に刺激が増えすぎていないか確かめてみましょう。

カウンセリングを考えたい状態

カウンセリングは、気持ちが弱いから受けるものではありません。体調不良によって生まれた不安や焦り、学校生活や家族とのすれ違いについて、安心して話せる場として役立つことがあります。

不安や自責が強くなっているとき

「みんなと同じようにできない」「また休んでしまった」と自分を責める言葉が増えているときは、気持ちの負担が大きくなっているかもしれません。本人の話を途中で結論づけず、困っていることを言葉にできる時間が必要です。心理的な支援では、症状を我慢させるのではなく、日常で困る場面や不安が強くなるきっかけを確かめます。小さくできることを見つけ、生活の見通しを持ち直す助けになるケースもあります。

親子の会話が苦しくなっているとき

登校や生活リズムの話になるたびに親子でぶつかるなら、本人だけでなく家族も支援を受けるという考え方があります。家族が同じ方向を向こうとしても、焦り方や心配の仕方はそれぞれ違うものです。「起こすべきか、休ませるべきか」を毎朝くり返すより、前日のうちに朝の対応を決めておくほうが、家庭内の緊張を減らしやすくなります。家族カウンセリングは、その話し合い方を考える場にもなります。

学校へ伝える内容を決めておく

学校とのやり取りでは、欠席の連絡だけで終わらせず、朝に強い症状が出やすいことや、夕方には動ける日もあることを共有しておくと、本人への理解につながりやすくなります。登校できるかどうかを毎日二択にせず、遅れて行く、保健室で休む、課題を受け取るなど、本人の状態に合わせた選択肢を持っておくことも大切です。学校との連携は、本人が孤立しないための支えになります。

朝の過ごし方は小さく変える

自宅でできることは、急に生活を変えることではありません。朝の起き方や水分の取り方、体を動かす順番など、負担になりにくいところから始めるのがよいでしょう。特に、横になった状態から急に立ち上がるとつらさが強くなる方もいます。目が覚めてすぐに動こうとせず、布団の中で体の向きを変え、座る時間をつくってから立つという流れを試してみてください。

  • 朝の症状を短く記録する
  • 起き上がる動作を急がない
  • 夕方の予定を詰め込みすぎない
  • 家族で声かけを決めておく

こうした自宅ケアの範囲で無理に頑張らせる必要はありません。朝の症状が強い日は、予定どおりに動くことよりも、悪化させない過ごし方を優先してください。

首肩背中の緊張が強いとき

朝のだるさや頭痛に加えて、首や肩、背中の張りを訴える方もいます。睡眠中の姿勢、長時間のスマートフォン操作、机に向かう姿勢などが重なると、体の緊張が抜けにくくなることがあります。

夜の画面時間を振り返る

眠れない不安から画面を見続けてしまうと、就寝時刻が遅れ、翌朝のつらさが増すことがあります。寝る直前だけでも夜の画面時間を見直し、画面から離れる時間をつくってみてください。本人にスマートフォンを取り上げるような対応を急ぐと、親子の対立につながることもあります。使用時間だけでなく、何時まで使っているのか、寝る前にどんな気持ちで見ているのかも聞いてみるとよいでしょう。

無理に首を動かさないほうがよいとき

首を動かしたときに強い痛みがある、しびれが広がる、ふらつきが急に強くなったなどの状態では、自分で首を強く回したり押したりしないほうがよいでしょう。急な悪化や普段と違う強い症状があるときは、無理に体を動かして様子を見続けないことが大切です。症状の経過を家族と共有し、早めに状態を確認できる先へ相談してください。

相談先を迷うときの考え方

起立性調節障害では、体の不調と気持ちの負担が重なり合うことがあります。そのため、どこか一つだけで抱え込まず、本人の状態に応じて相談先を考えることが欠かせません。体調の変化が大きいとき、食事や水分が取りにくいとき、気分の落ち込みや不安が強く日常生活に影響しているときは、早めに相談する目安になります。家族だけで判断を背負い続けないでください。

今日の体調を一緒に確かめる

起立性調節障害では、朝のつらさを怠けと決めつけず、体調の波、生活リズム、学校での負担、本人の不安を一緒に受け止めることが大切です。カウンセリングは、その過程を支える選択肢の一つといえるでしょう。今日からできることとして、朝の症状、前日の就寝時刻、夕方以降の過ごし方を短く記録してみてください。体調の変化を言葉にしておくと、本人も家族も次に何を工夫するかを考えやすくなります。朝の起きにくさだけでなく、首肩背中の緊張や日常の体の使い方も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。


院長:藤田

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