
院長:藤田お気軽にご相談ください!
夜になると少し元気が出てくるのに、布団に入っても眠れない。朝は頭が重く、体を起こすだけでもつらい。そんな日が続くと、本人もご家族も「生活習慣だけの問題なのでは」と悩んでしまうことがあります。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害で夜に眠れないときに考えたいこと、家庭でできる工夫、無理を重ねないための注意点についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。夜と朝のつらさを別々に考えず、1日の流れとして受け止めることが大切です。




責めずに今の状態を確かめましょう
朝は起き上がれないほどつらいのに、夕方から夜になると会話が増えたり、スマホを見られたりする。この差に戸惑うご家族は少なくありません。
起立性調節障害では、朝から午前中にかけて頭痛、めまい、だるさ、吐き気などが強く出て、午後以降に少し動きやすくなることがあります。夜に活動できる様子だけを見て、本人の朝のつらさまで軽く考えないことが欠かせません。
数々のご相談の中でも多いのが、「夜は起きていられるのに、なぜ朝だけ起きられないのか」という悩みです。本人の意思だけで切り替えられない日もあるため、まずは体調の波があることを家族で共有しておきましょう。
夜に寝つけないときは、眠ろうと急ぐほど気持ちが張りつめ、かえって目が冴えることがあります。翌朝の予定が気になるほど、その傾向は強くなりがちです。
午後から体調が持ち直すと、夜に活動量が増えたり、強い光を浴びる時間が長くなったりします。動画やゲーム、友人とのやり取りが悪いというより、眠る直前まで刺激が続くことが、寝つきにくさへ重なる場合があります。
夜の頭痛、首や肩の張り、動悸のような不快感が残っていると、横になっても体が休まりにくいことがあります。眠れないことだけに目を向けず、その時間帯にどんな不調が出るかも書き留めておくとよいでしょう。
夜に眠れず朝も起きられない状態は、単純な夜更かしとは違い、体調と生活リズムが重なって続くことがあります。悪循環を責めるより、どこから負担を減らせるかを考えます。


朝に起き上がれず、起床時刻が遅くなると、朝の光を浴びる機会や朝食をとる時間も後ろへずれます。日中の活動が少なくなると、夜に眠気が来にくくなることもあります。その結果、夜に眠れない、翌朝さらに起きにくいという流れが続きやすくなります。急に早寝早起きへ戻そうとせず、生活リズムのずれを少しずつ戻す意識が大切です。
「明日も起きられなかったらどうしよう」と考え続けると、気持ちが休まらず、首や肩にも力が入りやすくなります。眠るために頑張るほど苦しくなることもあります。夜は翌朝の反省会をする時間ではありません。眠れないことを責める言葉を減らし、今は横になって体を休ませる時間だと受け止めるほうが、親子ともに負担を減らしやすいでしょう。
生活習慣を見直そうとすると、いくつもルールを増やしたくなります。ただ、体調が不安定な時期に一度に変えすぎると、続かなかったときの負担が大きくなります。最初は起きる時刻を大きく動かしすぎないことが一つの目安です。前日より少し早く起きられたら、カーテンを開けて光を入れ、水分を口にするところから始めてみてください。夜に眠れないからといって、昼間に長く寝すぎると、さらに夜の眠気が遠のく場合があります。眠気が強い日は無理をせず休みながらも、昼寝の時間や回数は家族で把握しておくとよいでしょう。


自宅ケアの範囲では、できたことを増やす考え方が向いています。できなかった日があっても、生活が崩れたと決めつけず、体調の波を確認しながら次の日へつなげてください。
夜に横になっても落ち着かないとき、首や肩、背中に力が入り続けていないかを確かめることも大切です。画面を見る姿勢が長いと、頭が前へ出た姿勢になりやすくなります。体の緊張が強い日は、無理にストレッチを頑張るより、明るい画面から少し離れ、楽な姿勢でゆっくり呼吸する時間を取るほうが合うことがあります。痛みや強いめまいがある場合は、無理に首を動かさないほうがよいでしょう。
朝の起床困難が続くと、何度も声をかける側も、起こされる側も疲れてしまいます。起きられないことをめぐるやり取りが毎朝続くと、親子関係にも負担がかかります。
「いつまで寝ているの」と言うより、「カーテンを少し開けるね」「水を置いておくね」と、次にすることを短く伝えるほうが受け取りやすいことがあります。朝の体調が悪い本人に長い会話を求めない配慮も必要です。起き上がる前に、横になったまま水分をとる、座る時間を作るなど、急に立たせない工夫も考えられます。立ちくらみが強い日は、転倒しないよう周囲の安全にも気を配ってください。
遅刻や欠席が続くと、本人は授業や友人関係への不安を抱えやすくなります。朝だけ登校が難しい場合でも、午後から行ける日があるのか、保健室で休めるのかなどを学校と相談しておくと安心につながります。相談する目安として、睡眠や体調の記録を残しておくと、家庭での困りごとを伝えやすくなります。眠れない時間、起きられない理由、頭痛やめまいの強さなどを簡単に書くだけでも十分です。
夜の不眠や朝の起床困難が続く場合でも、すべてを起立性調節障害だけで説明しないことが大切です。体調の変化には、ほかの背景が重なっていることもあります。失神を繰り返す、激しい頭痛が続く場合や、食事や水分がほとんど取れない状態、気分の落ち込みが強い状態は、早めに医療機関へ相談したほうがよいでしょう。本人が自分を傷つけたいと話すときも、一人で抱え込ませないことが必要です。また、眠れなさや日中の強い眠気には、睡眠リズム以外の要因が関わることもあります。家での工夫だけで何とかしようとせず、症状が続くなら状態を確認する機会を持ってください。
夜に眠れないことと朝に起きられないことは、本人の気合いだけで片づけられる悩みではありません。体調の波、睡眠のずれ、夜の緊張が重なると、毎日の負担が大きくなります。今日からは、寝た時刻、目が覚めた時刻、朝と夜の体調を短く記録してみてください。首や肩の張り、頭痛、めまい、夜に気持ちが落ち着かなかった時間も残しておくと、体の使い方や生活上の負担を考える手がかりになります。


睡眠の乱れだけでなく、姿勢や首肩の緊張、日常生活での負担も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。

