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起立性調節障害で部活を休ませるか迷ったら

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朝は起きられず学校を休んだのに、夕方になると部活へ行きたがる。練習に参加した翌朝は、また頭痛やだるさで動けない。起立性調節障害のお子さんを支えるご家庭では、好きな競技を続けさせたい気持ちと、無理をさせたくない思いの間で迷うことがあると思います。

整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害で部活への参加に迷ったときに、退部を決める前に考えたいこと、休部からの戻り方、試合に向けて家庭で確認できることについてお話しします。

病気の全体像については、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは、練習や大会のある毎日に沿ってお伝えしていきます。

院長:藤田

続け方は一つではありません

目次

朝は休んでも夕方に動けることがある

朝はつらそうだったのに、放課後には仲間と練習している。その違いに戸惑っても、午後の姿だけで午前中の不調を否定しないことが大切です。起立性調節障害では、朝から午前中に症状が強く、午後になると動きやすくなることがあります。自律神経による循環の調節がうまく働かないことが背景にあり、気持ちの問題だけでは説明できません。ただし、夕方に元気そうだからといって、いつもの練習量に耐えられるとは限りません。まず確認しておきたいのは、動ける時間帯と、どんな活動でつらくなるか。登校できたことも、部活への参加を決める十分な理由にはしないでください。

退部を決める前に参加方法を変える

続ければ負担になりそうで、辞めれば楽しみを失ってしまう。そんなときは、退部と通常参加の間にある選択肢から考えてみてください。

休部や見学を選んでもよい

朝練だけ休む、放課後に短時間顔を出す、負担の大きい練習は見学にするなど、参加方法を調整する余地があります。学校の事情もあるため、本人と保護者だけで決めず、顧問と実現できる範囲を話し合うことが必要です。休部中も仲間とのつながりを保ちたいなら、本人が望む日に顔を出す方法もあります。ただ、見学でも立ちっぱなしになったり、裏方の仕事を任されたりすれば負担になります。競技に出ない日まで役割を背負わせる必要はありません。

本人の希望と不安を別々に聞く

「続けたい」という言葉には、競技が好きという思いだけでなく、仲間から離れたくない気持ちも含まれているかもしれません。「何を続けたい?」「何が心配?」と分けて尋ねると、本人が大切にしていることを話しやすくなるでしょう。一方で、退部を希望している子に、続けることを勧めすぎない配慮も欠かせません。休むことも辞めることも失敗ではなく、今の生活を守るための選択です。結論を急がず、参加方法を変えてから再び話す機会を設けてもよいと思います。

運動部では走る時間以外も負担になる

運動部の負担は、走った距離や練習の激しさだけではありません。集合してから帰宅するまでに、どれだけ立ち続けているかも確かめたいところです。暑い体育館での待機、グラウンドでの長い説明、休憩を取りにくい練習なども負担になり得ます。発汗による水分不足にも注意が必要です。競技名だけで参加の可否を決めず、実際の活動内容と環境を一緒に考えてください。

休んだ分を取り戻そうと急に練習を増やし、つらさからまた長く休む。その繰り返しは、本人の自信も削ってしまいます。軽い運動と競技練習を同じものとして扱わず、以前のメニューに戻すことを最初の目標にしないほうがよいでしょう。

復帰は短い参加と翌朝の記録から

部活動への復帰を考えるときは、一度練習できたことだけで進めないようにします。帰宅後に休めているか、翌朝にどんな症状が残るかも大切な情報です。

時間と練習内容を一緒に増やさない

再開時は、見学や負担の少ない短時間の活動などから参加方法を検討します。時間を延ばす日に練習の強さも上げると、何が負担だったのか分からなくなりがちです。段階的に活動量を調整する考え方が基本になります。[34]具体的な時間や進め方は、一人ひとりの状態に合わせる必要があります。「何日休めば戻れる」「この運動ができれば試合に出られる」という共通の基準は設けません。調子が悪い日は前の参加方法に戻すことも、あらかじめ学校と共有しておきましょう。

帰宅後と翌朝まで短く書き留める

練習中だけでなく帰宅後と翌朝の体調も記録する。参加した時間、行った練習、頭痛や立ちくらみの有無を短く書くだけでも、家庭と学校で具体的に話すための材料になります。記録は、できなかったことを数えるためではありません。「短時間なら帰宅後も食事ができた」といった変化も残してください。毎日詳しく書くのが負担なら一言で十分です。本人を採点する表にせず、次の参加方法を考えるメモとして使います。

試合は集合と移動から予定を確かめる

試合への参加を考えるときは、出場時間だけでなく、早朝の集合、会場までの移動、長い待機まで含めて予定を確かめてください。大会前に、途中からの合流が可能か、座って休める場所があるか、つらくなったら誰に伝えるかを顧問と話しておくと安心です。出場しない参加方法も選択肢に含め、当日の本人だけに決断を任せないようにしたいですね。「最後の大会だから」「人数が足りないから」という事情があっても、体調より優先する理由にはなりません。つらさを隠して出場を続けないことを約束し、欠場や途中で帰る場合の連絡先と帰宅方法まで決めておくと慌てずに済みます。

家では運動を増やすより休める時間を

自宅でできることは、休んだ練習の穴埋めより、生活の負担を減らすことから始めます。帰宅後の予定を詰め込まず、食事や休息の時間を確保してください。水分を取れる環境を用意し、夜更かしが続いていないかも家族で確かめます。ただし、生活習慣だけを不調の原因にして本人を責めないこと。朝の起きづらさがある日は、急に立たせたり、叱って活動を増やしたりする方法は避けたいところです。

自宅ケアの範囲として、症状を我慢する筋トレや、首・背中を強く押すケアは勧めません。体力が心配でも、めまいや頭痛がある日に運動を追加しないでください。自分で動く量を増やすより、今の活動でどこに負担があるかを確かめることが先です。

ふらつきが増えたら参加を止める

練習中にふらつきや強いだるさが出たときは、そのまま続けず、まず安全に休める場所へ移ります。本人の我慢強さを参加の基準にしないでください。運動中に意識を失った、胸が痛い、強く息苦しいといった状態は、いつもの不調と決めつけられません。活動を中止し、速やかに医療機関へ相談してください。意識が戻らない、呼吸がおかしい場合は救急要請が必要です。[26][33]繰り返すふらつきや参加後の不調がある場合も、当院だけで出場の可否を決めることはしません。体の使い方や生活上の負担を確認する役割と、病気や運動参加についての判断は別です。体のケアを受けたことを、練習へ戻る許可として扱わないでください。

次の練習で休む条件を親子で決める

起立性調節障害があるときの部活は、続けるか辞めるかだけで決めるものではありません。時間帯や練習内容を変え、休部や見学も含めて選べます。本人の希望を大切にしながら、参加後の生活まで無理が残らない方法を考えることが出発点です。

今日できる小さな一歩は、次の練習で何をするかより、どんな状態なら休むかを親子で話すことです。そのうえで、参加する内容、休憩場所、つらいときに伝える相手を学校と共有してください。予定を変更できる余地が、本人の安心にもつながります。部活の日だけでなく、通学や帰宅後にも負担を感じている方は、その様子をお聞かせください。体の使い方や日常生活で負担になっていることも含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。


院長:藤田

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福岡県春日市小倉2丁目2
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