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起立性調節障害│入浴でふらつくときに見直したいこと

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お風呂で湯船に浸かっていると気持ちよくのぼせてくるのに、立ち上がった瞬間に目の前が真っ暗になったり、気持ち悪くなって出られなくなったりすることはありませんか。長く浸かるほど楽になる気がして、つい長風呂になってしまう方もいると思います。

整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害と入浴のかかわり、お風呂での安全な過ごし方、無理に我慢しないほうがよい状態についてお伝えします。

先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、入浴という場面に絞ってお話しします。

院長:藤田

まず入浴時の状態から確認しましょう

目次

湯船から出た瞬間にふらつくとき

お風呂で最も相談が多いのが、湯船から立ち上がった直後のふらつきです。

お湯に浸かっている間は水圧で全身の血流が押し戻されていますが、立ち上がると同時にその圧力が消えます。重力で血液が下半身に流れやすくなり、脳への血流が一時的に減ることでめまいや立ちくらみが起きやすくなります。これは本人の気の持ち方の問題ではなく、体の血管や神経の反応が絡んだ現象です。

つい長風呂になってしまう理由

湯船が気持ちよくて、つい長く入り続けてしまう方も少なくありません。

温かいお湯に長く浸かるほど末梢の血管が広がり続け、体の表面に血液が集まりやすくなります。その状態が続いたまま立ち上がると、脳へ血液を送る力がさらに不足しやすくなります。実は、長く浸かるほど楽になっているようで、実際には立ち上がるときの負担が大きくなっている場合があります。

お湯の温度と入り方を見直す

お風呂での不調を減らすには、温度と入り方を少し変えるだけでも違いが出ます。

ぬるめの温度で短めに入る

38度から40度程度のぬるめのお湯を目安にし、長く浸かりすぎないようにしてみてください。熱いお湯ほど血管が急に広がりやすく、立ち上がったときの負担が増えやすくなります。

半身浴で下半身への負担を分ける

みぞおちあたりまでお湯に浸かる半身浴も一つの方法です。上半身が冷えないよう、肩に乾いたタオルをかけておくと安心です。全身浴に比べて水圧の変化がゆるやかになるため、立ち上がったときの負担を抑えやすくなります。

浴槽から出るときの立ち上がり方

入り方だけでなく、出るときの動作も見直しておきたいところです。浴槽の縁に一度つかまり、数秒待ってから立ち上がると、急な血流の変化を和らげやすくなります。立ち上がったあとも、すぐに浴室を出ようとせず、その場で少し呼吸を整えてから動き始めるとよいでしょう。

食後すぐの入浴で悪循環になっていないか

入浴のタイミングも、不調が重なる要因になっていることがあります。

食後は消化のために胃腸へ血液が集まっています。そこに入浴が重なると、体の表面にも血液が引かれ、血流の分配がさらに乱れやすくなります。食後すぐに入るのではなく、少し時間を空けてから入浴するだけでも、体への負担を減らせる場合があります。気持ちが悪いまま入浴を続けてしまうと、不調を繰り返しやすい状態になることもあるため、無理に入り続けないほうがよいでしょう。

朝と夜で症状の出方が違うことも確認したい

起立性調節障害では、症状の出方に一日の中で差があることも多く見られます。朝は自律神経の働きが整いにくく、体を起こす血管の反応が遅れやすいため、症状が強く出やすいといわれています。夕方から夜にかけては体調が上がってくることが多いものの、入浴という一時的に血流が大きく変化する場面では、時間帯にかかわらず負担がかかりやすくなります。

お風呂を嫌がる子どもにイライラする前に

お子さんがお風呂を嫌がる場合、単なるわがままではないこともあります。数々のご相談の中でも多いのが、入浴後に気分が悪くなった経験があるため、お風呂そのものを避けたくなっているというケースです。毎日湯船に浸かることにこだわらず、シャワーで済ませる日を作るなど、無理のない範囲で調整してよいでしょう。

セルフケアで様子を見てよい状態か

入浴の工夫を続けても、繰り返しにくい状態に近づいているかどうかを見ておく必要があります。入浴後にふらつく程度で、少し座って休めば落ち着く場合は、温度や時間、立ち上がり方を見直しながら様子を見てよいと考えられます。一方で、意識が遠のくような感覚が繰り返し出る、入浴と関係なく倦怠感が続くといった場合は、自宅での工夫だけに頼らないほうがよい状態といえます。そうした状態が続くなら、一度医療機関へ相談したほうがよいでしょう。

体の使い方から不調を見直すという視点

入浴時の不調は、首や肩、背中の緊張とも関係していることがあります。頭蓋や首、肩、背中への神経の滞りや過緊張があると、自律神経が本来の反応をしにくくなり、入浴のような血流の変化に対して体が整いにくくなると考えられます。姿勢や体の使い方の癖が、症状の出やすさに関わっている場合もあります。正直に言うと、入浴の工夫だけでは不調が繰り返される方もいらっしゃいます。そうした場合は、体の状態そのものを一度見直すという選択肢も考えてみてください。

今日の入浴から見直せることを確認する

起立性調節障害による入浴中の不調は、お湯の温度や入浴時間、立ち上がり方といった小さな工夫で負担を減らせる場合があります。同時に、朝夜での体調差や、首や肩の緊張といった体の状態も関わっていることを知っておくとよいでしょう。まずは今日の入浴から、ぬるめのお湯で短めに入る、立ち上がる前に一度浴槽の縁で待つ、といったことから始めてみてください。入浴時の不調だけでなく、朝の体調や姿勢の癖まで含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。


院長:藤田

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