
院長:藤田お気軽にご相談ください!
朝になると体が重くて起き上がれない、立ち上がると急に動悸やめまいがして座り込んでしまう。午後や夕方になると少し動けるようになるため、「気持ちの問題なのかな」と周りから言われてつらくなる方も少なくありません。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害の中でも頻脈が目立つタイプで迷ったときに、家で確認できること、無理に頑張りすぎないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常の場面で状態を確かめやすいポイントから順にお伝えします。




まず状態を確認しましょう


起立性調節障害の中でも、POTSタイプの方は「横になっているときは比較的平気だが、起き上がると一気につらくなる」という訴えが多いです。まずは、朝布団から体を起こす瞬間にどんな感覚が出ているかを確認してみてください。起き上がった途端に心臓がバクバクして息苦しくなる、頭がふわっとして視界がぼんやりする、しばらく立っていられず座り込んでしまうといった状態が続くなら、一度今の朝の動き方を振り返りたいところです。起きる前の水分量や、起床前後の動き方も合わせて見直してみましょう。
横になっている状態から立ち上がるとき、体は重力に対応するために血液の流れを調節します。その途中で自律神経がうまく働かず、心拍数だけがぐっと上がりやすいタイプが、いわゆる体位性頻脈症候群やPOTSと呼ばれる状態です。
立ち上がって数分以内に、胸のドキドキが強くなり、脈を数えるとかなり速く感じることがあります。立ち上がったあとに動悸や頻脈がどれくらいの時間続くかを確認しておくと、今の状態を整理しやすくなります。家では、急に動いて負担を増やしすぎないよう、起き上がったあとはいきなり歩き回らず、数分は座って様子を見るようにしてみてください。
起立性調節障害の方から「午前中はまったく動けないのに、夕方になると友達と話す余裕が出てくる」というご相談を受けることがあります。時間帯によって体調が大きく変わるため、周囲からは誤解されやすいところです。


午前中は頭痛や全身のだるさ、強い眠気が出て、授業に出るだけでも精一杯になりがちです。一方で夕方以降は、少しずつ体がついてくることもあります。この差は、睡眠リズムや自律神経の働き、前日の疲れの残り方などが重なっていると考えるとよいでしょう。学校や仕事の予定を詰め込みすぎず、「午前中は負担を減らす時間」と決めるなど、生活の組み立て方も一緒に見直していくと気持ちが楽になることがあります。
朝の支度では、顔を洗う、着替える、荷物をまとめるなど、短時間に立ったりしゃがんだりを繰り返します。このときに、本人のペースよりも速く動こうとして、心拍数の増加に拍車をかけてしまうケースも見られます。まず確認しておきたいのは、「どの動作のときに一番つらくなるか」です。洗面所で前かがみになったときか、服を着替える瞬間か、玄関で靴を履くときか、それぞれの場面での体の負担は違います。強い動悸やふらつきが出る場面は、動きを少し減らしたり、時間に余裕を持たせるなど、朝の流れを変える工夫から始めてみてください。
寝坊が続くと、どうしても起きた瞬間から「急がないと」という気持ちになります。この焦りが、心拍数の上がりやすさと重なり、余計に息苦しさを感じることもあります。起立性調節障害がある方ほど、起床時間と出発時間の間に少し余裕を持たせることを意識してみてください。
前日のうちに服や荷物を揃えておく、朝にやる家事を減らしておくなど、小さな工夫を積み重ねるだけでも「時間に追われる感覚」は変わってきます。これだけでも、朝の準備での頻脈や動悸の負担が軽くなるケースがあります。
保護者の方は「遅刻させたくない」「学校に行ってほしい」という思いから、どうしても声を掛ける回数が増えます。一方で本人は、体がついていかないことへの焦りと、責められているように感じるつらさが重なります。
数々のご相談の中でも多いのが、「体調の話をすると喧嘩になってしまう」というお悩みです。起立性調節障害やPOTSの特徴を共有したうえで、「今日はここまで動けたね」と小さな歩みを一緒に確認することが、お互いの負担を減らす一歩になります。
午前中はつらくても、昼頃から少しずつ動けるようになる方もいます。このとき、「昼から元気ならやっぱり怠けているだけなのでは」と自分を責めてしまうことがよくあります。
正直に言うと、体の調子が少し戻った時間帯に、友達と話したりスマホを見たりする余裕が出てくるのは自然なことです。昼からの時間に、体を起こすストレッチや、座った状態からの軽い足の運動を取り入れるなど、「動ける時間帯を少しずつ広げる」という見方もできます。自宅ケアの範囲を決めながら、体調の波を長期的な目線で見ていくことが大切です。
起立性調節障害やPOTSタイプの方は、もともとの生活リズムや環境によって、負担が重なりやすいことがあります。夜更かしや睡眠不足、水分不足、ストレスの多い環境などが重なると、朝の立ち上がりでの自律神経の負担が増えやすくなります。


まず確認しておきたいのは、睡眠時間と起床時間のばらつきです。毎日起きる時間が大きく違うと、体内時計が乱れ、自律神経が朝の変化に対応しづらくなります。また、日中の運動量が極端に少ないと、筋肉が血液を押し戻す力が弱くなり、ふらつきやだるさにつながることもあります。学校や仕事以外の時間の使い方も含めて、生活背景を一緒に振り返ってみましょう。
起立性調節障害では、自律神経のバランスが崩れているという説明をよく耳にします。私自身は、頭蓋や首、肩、背中まわりの神経の滞りや過緊張が重なることで、体の反応が過敏になりやすいケースも多いと感じています。長時間のスマホや勉強で首が前に出た姿勢が続くと、首の筋肉や周囲の神経に負担がかかりやすくなります。肩や背中が常に張っている状態だと、呼吸も浅くなり、動いたときに心拍数が急に上がりやすくなることがあります。首や肩背中の張りが強く、軽く動かすだけでつらさが増す場合は、無理にストレッチを繰り返すよりも専門家の手を借りることを考えてよいでしょう。整骨院ふじた・春日院では、こうした神経の滞りや筋緊張の状態を検査で確認しながら、負担を減らす方向を一緒に考えていきます。
自宅では、首を左右にゆっくり回したときの張り方や、肩をすくめてからストンと下ろしたときの重さを感じてみるところから始めてみてください。どちらか片側だけ強く張る、肩甲骨の周囲がずっと重いなど、左右差がある場合は、日常の姿勢や勉強・スマホの時間も合わせて見直したいところです。強い痛みやしびれが出る場合は、無理に動かそうとせず、普段の生活でどの場面で負担が出やすいかをメモしておくと役立ちます。そのうえで、体の使い方や姿勢の癖を専門家と一緒に確認していくと、負担のかかり方が整理しやすくなります。
筋肉だけでなく、神経そのものが過敏になっているケースでは、触れ方や動かし方を慎重に選ぶ必要があります。整骨院ふじた・春日院では、神経の反応を見ながら刺激量を調整していく神経整体という考え方を用いて、頭蓋や首、肩、背中まわりの負担を少しずつ軽くしていくことを目指します。もちろん、一度で全てが楽になるわけではありませんが、どの動きで負担が出やすいかを一緒に確認しながら、日常生活の中で「避けたい動き」と「少しずつ増やしていきたい動き」を分けていくことで、繰り返すつらさを減らしていく方向性が見えてきます。
自宅でできることは、どうしても「たくさんやったほうがよい」と思いがちです。しかし、起立性調節障害やPOTSタイプの方ほど、頑張りすぎると翌日の朝に反動が出やすい傾向があります。自宅ケアの範囲を決めておくことが、長く付き合ううえで大切です。優先したいのは、睡眠リズム、水分のとり方、日中の軽い運動量といった、毎日の土台になる部分です。一方で、強い疲労が残っている日に、長時間のランニングや激しい筋トレを急に増やすことは控えたほうがよいでしょう。自宅ケアの範囲として、「できる日は短い散歩から」「座ったままの足の運動から」など、段階を分けて始めることをおすすめします。詳しく状態を振り返りたい方は、起立性調節障害のセルフチェックで朝の不調を見直したいときも参考になります。


これらは、どれか一つだけでも続けていくと、少しずつ体の反応が変わってくるケースがあります。相談する目安として、「数週間続けても朝のつらさがほとんど変わらない場合」は、負担のかかり方を一度専門家と一緒に確認してみるとよいでしょう。
起立性調節障害やPOTSタイプの方は、学校や仕事の出席状況が問題になりやすく、「行ける日」と「ほとんど動けない日」の差が大きく出ることがあります。この揺れをどう周囲に伝えるかが、大きな悩みになる場面です。まずは、どのような状況のときに出席が難しくなるかを具体的に言葉にしておくと役立ちます。朝の時点での体調と、通学・通勤の負担、授業や仕事中の動き方などを、本人と保護者が一緒に整理しておくと、先生や職場に説明しやすくなります。安心感のある行動提案として、「今日はここまで動けた」という小さな目標を設定していくことが、自己肯定感を保つうえでも大切です。
起立性調節障害の中でも頻脈が目立つPOTSタイプには、朝の立ち上がりでの動悸やめまい、午前中と夕方以降の体調差、生活背景による負担の重なりなど、いくつかの特徴があります。症状そのものだけでなく、時間帯や場面によって変わる状態を一緒に確認していくことが大切です。今日からできることとして、朝起き上がるときの状態を一度ゆっくり振り返ってみてください。
首や肩、背中の張り具合、動いたときの心拍数の変化、動ける時間帯の違いなどをメモしておくだけでも、今の状態が整理しやすくなります。自宅ケアの範囲を意識しながら、無理に頑張りすぎないことも忘れないようにしましょう。首や肩、背中まわりの緊張や、動いたときの頻脈が気になる方は、体の使い方や姿勢の癖も含めて確認したいところです。起立性調節障害で薬に頼らず改善を目指す前に考えたいことも参考にしながら、爪だけでなく、靴の当たり方や歩き方の癖も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。



