
院長:藤田お気軽にご相談ください!
朝は起きるだけで精一杯なのに、学校へ行くと体育や持久走、運動会の練習が待っている。起立性調節障害のお子さんを持つご家庭では、「今日は参加させてもよいのか」「見学だけでよいのか」と迷うことが少なくありません。無理をさせれば体調が崩れそうで、休ませ続ければ体力や学校生活への影響も気になるところです。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害で体育に迷ったときの確認ポイント、持久走や運動会で負担になりやすいこと、家庭と学校で話しておきたいことについてお伝えします。
先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。毎日の体調には波があるため、その日の様子に合わせた対応が大切です。




まず体調から考えましょう
起立性調節障害では、朝から午前中にかけて立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感が強く出ることがあります。登校できたからといって、すぐに運動できる状態とは限りません。


体育では走ることだけでなく、整列、号令、説明を聞く時間など、立ったまま過ごす場面が続きます。本人が「大丈夫」と言っていても、顔色や会話の反応、立っているときのふらつきは確かめておきたいところです。
学校へ行けた日は、遅れを取り戻したい気持ちから頑張りすぎることがあります。しかし、午前中の活動で消耗すると、午後の授業や翌日の登校まで負担が残るケースもあります。参加できる日でも途中で休めることが大切です。最初から最後まで同じように行うことだけを目標にせず、体調に応じて軽くする選択肢を持たせてあげてください。
体育を見学する日は、運動をしないから安全とは限りません。校庭の端で立ち続けたり、暑い場所で長く待ったりすると、それだけで症状が強くなることがあります。


見学する場合は、体育館の端、日陰、保健室など、座って過ごせる場所を前もって相談しておくと安心です。急に気分が悪くなったとき、本人が我慢してしまわない環境づくりが欠かせません。水分を取るタイミングや、途中で教室へ戻ることができるかも確認しておくとよいでしょう。見学中の体調管理も、学校生活を続けるための大切な配慮になります。
周囲が運動している中で見学することに、本人が申し訳なさや恥ずかしさを感じることもあります。ただ、体調が悪い日に負担を減らすことは、次の活動につながる行動です。応援や記録、用具の確認など、座ったままで関われる役割があれば、本人が孤立しにくくなります。参加の形を一つに決めつけないことが、学校とのつながりを保つ助けになります。
持久走は、長く走り続けることに加え、気温、発汗、呼吸の乱れ、周囲と同じペースで走ろうとする気持ちが重なりやすい活動です。普段の体育とは分けて考えたほうがよいでしょう。練習で少し走れたからといって、本番も同じようにできるとは限りません。睡眠、朝の食事、水分、登校時の状態によっても差が出るため、持久走大会の前だけでなく、練習の段階から負担を確認する必要があります。


距離を短くする、歩く時間を入れる、記録を求めない、見学へ変更できるようにするなど、学校と選択肢を話しておくとよいでしょう。無理を重ねることで、運動への苦手意識まで強くなることがあります。
運動会や体育祭は競技だけでなく、開会式、応援、待機、移動など、立ったまま過ごす時間が長くなりやすい行事です。暑さや人混みも加わるため、普段より疲れやすいことがあります。全ての種目に出るか欠席するかの二択にせず、午前だけ参加する、競技を絞る、待機は座れる場所で過ごすなど、本人の状態に合わせた参加方法を考えてみてください。
体育の配慮をお願いするときは、「休ませてください」だけではなく、どのようなときに症状が強くなるかを具体的に伝えることが大切です。朝の立ちくらみ、頭痛、吐き気、暑さへの弱さなどは共有しておきましょう。本人から言い出しにくいこともあるため、保護者、担任、体育の先生、養護の先生で、途中休憩や見学へ切り替える方法を確認しておくと安心です。体調悪化を我慢させない約束を作っておくことも大切です。数々のご相談の中でも多いのが、頑張りたい気持ちが強く、限界まで我慢してしまうお子さんです。家庭では、参加できた量ではなく、体調に合わせて判断できたことを認めてあげてください。
体育や行事の日は、朝の体調を急いで変えようとして、無理に体を動かしたり、強く首や背中を押したりしないほうがよいでしょう。頭痛やめまいが強いときは、まず休息を優先してください。前日の睡眠、朝の水分、学校で休める場所、持ち物を準備しておくだけでも、当日の不安は変わります。自宅ケアの範囲は、体調を記録しながら生活上の負担を減らすことから始めるのが現実的です。


歩くときの負担や姿勢の偏りも、疲れが残りやすい背景の一つになることがあります。日常の体の使い方を確認しながら、無理のない活動量を考えることが大切です。
体育の後だけでなく、日常でも強い頭痛、立っていられないほどのふらつき、動悸、吐き気、急な体調の変化が続く場合は、無理に活動を続けないことが大切です。
起きた時刻、朝のつらさ、体育の内容、途中で出た症状、休んだ後の変化を簡単に記録すると、負担が重なりやすい条件がつかみやすくなります。相談する目安を考える材料にもなります。特に、暑い日、長時間立つ日、持久走の練習日などで症状が続くなら、同じ予定を繰り返す前に生活上の負担を見直したいところです。本人だけに判断を任せないことも重要です。
整骨院では、首や肩、背中の緊張、姿勢、呼吸の浅さ、歩き方など、日常で体にかかる負担を確認します。体育の時間だけでなく、普段から疲れをため込みやすい状態になっていないかを確かめます。ただし、強い症状があるときに自己判断で無理に動かしたり、痛む場所を繰り返し刺激したりするのは控えてください。まずは安全に過ごせる範囲を優先することが必要です。
起立性調節障害での体育は、参加か欠席かだけで決めるものではありません。朝の状態、立っていられる時間、暑さ、種目の内容によって、軽く参加する日、見学する日、休む日があってよいのです。まずは今朝の頭痛やふらつき、学校で座って休める場所、途中でやめられるかを確認してみてください。その小さな確認が、無理を重ねずに学校生活を続けることにつながります。首や肩、背中の緊張、姿勢や日常の体の使い方も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。

