
院長:藤田お気軽にご相談ください!
朝になると起き上がれず、頭痛やだるさで学校へ行けない。それでも夕方には少し会話ができたり動けたりするため、「このまま長引くのでは」と不安になるご家庭は少なくありません。発症から1年以上たち、何を続ければよいのか迷っている方もいると思います。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害が長く続くときに確認したい体調の変化、家庭で無理なく続けられること、日常の負担を減らす考え方についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。朝のつらさだけに目を向けず、一日の過ごし方から確かめていくことが大切です。




焦らず今の状態を確かめましょう


午前中は横になっているのに、夕方から夜にかけては比較的元気に見える。この変化は、起立性調節障害でよく聞かれる困りごとの一つです。本人の気持ちの問題や怠けと受け取られることがありますが、体調の波が大きいと、朝に体を起こすこと自体が大きな負担になる場合があります。家族がまず受け止めたいのは、できる時間帯と難しい時間帯があるという事実です。登校できたかどうかだけで一日を評価すると、本人も家族も苦しくなります。起床時刻、朝食や水分を取れたか、午後に少し座れたかなど、小さな変化も経過を考える手がかりになります。
症状が数か月で軽くなる人もいますが、生活への影響が大きい場合には、回復までに長い時間がかかることもあります。経過にはかなり幅があります。1年以上続いても一律に治らないとはいえません。ただし、以前と比べて何が変わったかを振り返り、今の過ごし方や体調の波をあらためて確かめる時期ではあります。数々のご相談の中でも多いのが、少し楽になったと思った後に再び朝がつらくなり、努力が無駄だったように感じてしまうことです。波があるからこそ、良い日と悪い日だけで結論を急がず、数週間単位で経過を記録しておくと役立ちます。


朝の不調だけを気にしていると、夜の過ごし方や日中の疲れが見えにくくなります。体調が少し戻る夕方以降に活動が集中することも珍しくありません。
夕方から気分が上向くと、遅れた勉強、入浴、食事、スマートフォンの時間を一度に取り戻そうとしがちです。本人にとっては貴重な時間ですが、疲れを重ねると翌朝の負担につながることがあります。活動を急に制限するより、就寝前に何をしているか、体が興奮したままになっていないかを一緒に確認してみてください。夜の予定を詰め込みすぎないことも、朝の負担を減らす工夫の一つです。
長時間のスマートフォン操作や机に向かう姿勢が続くと、首、肩、背中が緊張しやすくなります。頭が重い、肩が張る、息が浅いと感じる日には、姿勢の負担も無視できません。当院では、朝の症状だけでなく、座っている姿勢、首を動かしたときの張り、肩や背中のこわばりも確認します。体の緊張が強いときは、無理に長時間同じ姿勢を続けないことが欠かせません。
朝に急いで起き上がろうとすると、立ちくらみや気分の悪さが強まることがあります。目覚めてすぐに立ち上がる習慣は、まず見直しておきたいところです。布団の中で少し体を動かし、上半身を起こしてから座る、座った状態で呼吸を落ち着けるなど、段階を踏んで動いてみてください。水分を取ることも、体調に合わせて続けやすい方法を探すことが大切です。
長引くと、睡眠、食事、運動、勉強、姿勢など、やるべきことを増やしたくなるものです。しかし、本人が負担に感じるほど予定を詰めると続きにくくなります。まずは、朝に慌てず動くこと、昼間に少し光を浴びること、食事や水分の取り方を家族で確認することから始めてみてください。体調が悪い日に無理な運動を重ねないことも大切です。


自宅ケアの範囲は、翌日に強い疲れを残さずに続けられる量が目安になります。散歩や軽い体の動きも、できる日だけ少し行う考え方で十分です。できなかった日を責めず、休む時間も予定に含めてください。
学校を休む日が続くと、朝から夕方まで横になり、夜に目が冴える流れになりやすいものです。登校だけを目標にすると、失敗した日の落ち込みも大きくなります。
玄関先に出る、短時間だけ日光を浴びる、家の周りを少し歩くなど、できる範囲の外出を生活に残しておく方法があります。大切なのは距離や時間より、体への負担を増やさず続けることです。午後に調子が上がるなら、その時間帯を使って外の空気に触れることもできます。歩くときの負担が大きい日には、頑張って距離を伸ばす必要はありません。
欠席が続くほど、教室へ戻る一歩は重くなります。遅れて登校する、保健室で過ごす、課題だけ受け取るなど、本人が参加しやすい方法を学校と相談するという見方もできます。家では「明日は行ける?」と毎晩確認するより、「明日はどの時間なら動けそう?」と聞くほうが、本人が自分の状態を言葉にしやすいことがあります。学校生活への復帰は、一気に戻そうとしないことが大切です。
頭痛やだるさが続くと、背中を丸めたまま座る、首を前に出してスマートフォンを見るなど、体をかばう姿勢が習慣になりやすくなります。こうした姿勢が続くと、首から肩、背中に負担が集まり、休んでいても緊張が抜けにくくなることがあります。寝具の高さ、机と椅子の位置、画面を見る角度なども、日常の負担を確認する手がかりです。整骨院ふじた・春日院では、体の使い方や座り方、歩くときのバランスなどを確かめながら、首・肩・背中にかかる負担にも目を向けます。朝の不調だけでなく、一日の中でどこに緊張がたまりやすいかを知ることから始めます。
長引く不調では、少しでも楽になりたい気持ちから、首や頭を強く押したり、無理に体を動かしたりしたくなることがあります。ですが、つらさが強い日は慎重に考える必要があります。急に症状が強くなった、今までと違う痛みがある、立っていられないほどつらい、食事や水分が取りにくいといったときは、無理に触らないほうがよいでしょう。まずは身近な大人と共有し、必要な相談先を考えてください。長く続くからこそ、いつもの症状だと思い込まないことも大切です。相談する目安を家族で持ち、本人がつらさを言い出しやすい雰囲気をつくっておきたいですね。
起立性調節障害が長引くときは、朝の不調だけを追いかけず、夜の過ごし方、姿勢の負担、活動後の疲れ方まで含めて考えることが大切です。良い日と悪い日の波があっても、少しずつできることを残していきましょう。今日からは、起き上がれた時間、食事や水分を取れた量、午後にできたことのうち、一つだけ記録してみてください。続けるうちに、本人に合う休み方や活動の量がつかみやすくなります。


朝のつらさだけでなく、首や肩、背中の緊張、日中の姿勢や生活習慣も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。

