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起立性調節障害でも修学旅行に行きたいとき無理を減らす準備とは

本日の予約状況

修学旅行が近づくと、「当日の朝に起きられるだろうか」「バスの移動中に気分が悪くならないだろうか」と心配になるご家庭は少なくありません。本人は友達と行きたい気持ちがあるのに、普段の朝の不調を考えると、参加させる決断にも迷いが出てきます。

整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害があるお子さんが修学旅行へ向かう前に考えたい準備と、無理を重ねない参加の考え方についてお話しします。

先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。行くか休むかだけで決めず、その子に合う方法を探していきましょう。

院長:藤田

無理のない参加方法を考えましょう

目次

修学旅行の朝が心配になるとき

修学旅行は楽しみな行事ですが、早朝の集合、慣れない移動、長時間の活動が続きます。朝に症状が強く出やすいお子さんにとっては、普段の登校以上に大きな負担になりやすい日です。起立性調節障害では、目が覚めていても体を起こしにくい、頭痛やめまい、吐き気、だるさが強いといったことがあります。「行きたいなら起きられるはず」と考えるのではなく、気持ちと体の反応は別に起こることを家族や学校で共有しておきたいところです。

朝の集合に間に合わない不安

まず確認しておきたいのは、集合時刻に間に合わなかった場合の動きです。当日の体調だけでなく、連絡先や合流方法まで決めておくと、朝の焦りを減らせます。

遅れて合流する方法を決める

学校へは、欠席か全員と同じ時刻の集合かという二択ではなく、保護者の送迎で途中から合流できるかを具体的に相談しておくとよいでしょう。集合場所、連絡する時刻、荷物を誰が持つかまで確認できると安心です。朝に動けない場合の連絡方法を前日までに決めることが大切です。本人が起きられない朝に、保護者が判断と連絡を同時に抱え込まずに済みます。

起き方を急がせすぎない

行事の朝だからといって、急に体を起こしたり、強い声かけを繰り返したりすると、本人も家族も緊張しやすくなります。目覚めたらすぐ立つのではなく、布団の中で体を少し動かし、水分をとってからゆっくり姿勢を変える方法もあります。

前日から荷物、服、連絡先を用意しておけば、朝にすることを減らせます。朝の集合へ間に合うことだけを目標にせず、出発後に体調を保てる余力を残す考え方も必要です。

行きたい気持ちだけでは決めない

本人が強く参加を望むなら、その気持ちは大切にしたいものです。ただし、楽しみにしているからこそ、無理を重ねて途中で動けなくなることもあります。

数々のご相談の中でも多いのが、夕方には元気そうに見えるため、当日も何とかなるのではと期待してしまうケースです。朝の状態、最近の登校状況、移動時間、歩く距離、気温、翌日に残る疲れまで含めて考える必要があります。

参加できる範囲は日によって変わります。全行程を終えることだけを成功とせず、友達と食事ができた、観光を一部楽しめた、写真に入れたという経験にも十分な意味があります。

バス移動と長い歩行が重なる日

移動中は座っていられるため安心に思えても、乗り物酔い、暑さ、トイレを我慢すること、目的地に着いた直後の歩行で疲れが出ることがあります。活動の始まりに余裕を持たせる工夫が欠かせません。学校側には、バスで座る位置、休憩時に付き添う先生、体調が悪くなったときの伝え方を相談しておくとよいでしょう。本人にも「つらくなったら我慢せず伝える」ことを、責めずに伝えておきます。

宿泊先で無理を重ねないために

宿泊を伴う学校行事では、日中を乗り切った後も入浴、食事、部屋での会話などが続きます。楽しい時間ほど無理を言い出しにくく、翌朝に疲れが出ることがあります。

夜の過ごし方を先に話しておく

消灯後まで友達と過ごしたい気持ちは自然ですが、寝不足が続くと翌日の起床がさらに難しくなる場合があります。途中で横になる、少し早く部屋へ戻るなど、本人が選べる余地を用意しておくと負担を減らせます。部屋の友達へどこまで伝えるかは、本人の気持ちを尊重して決めましょう。すべてを説明しなくても、「具合が悪いときは少し休むことがある」と共有できれば、助けを求める心理的な負担が軽くなることがあります。

休める場所を確かめておく

宿泊学習では、体調が悪いときにどこで横になれるか、誰へ伝えるかを事前に確かめておきましょう。保健室がない環境でも、静かに休める部屋や先生の待機場所が分かっているだけで、本人の安心感は変わります。頭痛やめまい、吐き気が強くなったときは、周囲に合わせて活動を続ける必要はありません。立っていることがつらいほどの不調は我慢しないことを、本人にも学校側にも共有しておくことが大切です。

遠足や校外活動にも同じ備えを

修学旅行だけでなく、遠足や社会科見学、運動会などの学校行事でも、早い集合や長い移動、暑さが重なることがあります。日帰りだから負担が少ないとは限りません。特に、普段より早く家を出る日や、長時間立って待つ予定がある日は注意が必要です。水分を持つ、休憩できる場所を知る、保護者へ連絡する基準を決めるといった小さな準備が、当日の過ごし方を左右します。

学校へ伝えておきたいこと

診断名だけを伝えても、先生が具体的な対応をイメージしにくいことがあります。本人に起こりやすい状態と、困ったときに必要なことを短く共有するほうが現実的です。

  • 朝に起き上がりにくいこと
  • 頭痛やめまいが出やすいこと
  • 休憩できる場所を知りたいこと
  • 遅れて合流する可能性
  • 保護者への連絡方法

相談する目安としては、行事直前ではなく、案内が配られた段階で一度話すことです。担任の先生だけでなく、養護の先生や同行する先生にも必要な内容が伝わると、当日の連絡がスムーズになります。

参加した後の疲れも予定に入れる

行事中は気が張って動けても、帰宅後や翌日に強い疲れが出ることがあります。参加できたかどうかだけでなく、その後に休める時間を確保することも大切です。帰宅した日は予定を詰め込みすぎず、食事や入浴も本人の状態に合わせましょう。首や肩、背中に力が入り続けていると、疲れが抜けにくく感じることもあります。体の使い方や生活上の負担を確かめる視点も役立ちます。

今日から決めておきたい参加の形

起立性調節障害があるお子さんの修学旅行では、早朝の集合、移動、歩行、宿泊中の過ごし方までを一続きで考えることが大切です。無理をしない選択と、参加できる範囲を探す選択は両立できます。今日からできることは、当日朝の連絡方法、途中合流の可能性、休憩が必要なときの伝え方を家族で話しておくことです。本人が不安を言葉にしにくい場合は、「どこが一番心配か」を静かに聞くことから始めてみてください。朝の不調だけでなく、首や肩、背中の緊張、日常の体の使い方も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。


院長:藤田

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