
院長:藤田お気軽にご相談ください!
朝になると体が重く、起き上がろうとするとめまいや吐き気がする。午前中は学校へ行くことも難しいのに、夕方になると少し話せるようになるため、周囲から理解されにくいことがあります。本人も保護者の方も、何を避ければよいのか迷われることは少なくありません。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害で負担になりやすい行動、家庭での過ごし方、無理を重ねないための考え方についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。毎日の中で負担を減らすヒントを、生活場面に沿ってお伝えします。




まず無理を減らすことから
朝の起床時につらさが強いのは、起立した時の体の調節がうまく働きにくいためと考えられています。気持ちの問題だけで片づけず、まずは本人がどの程度つらそうかを受け止めることが大切です。布団を急に剥がしたり、大きな声で急かしたりすると、親子ともに疲れてしまいます。朝に無理に起こす前に、起きる時間を少しずつ早める、カーテンを開ける、座ってから少し休むなど、朝の動きを細かく分ける方法があります。
横になっていた状態から急に立つ動作は、めまい、ふらつき、目の前が暗くなる感覚につながりやすいものです。特に朝一番や体調が下がっている日は、急ぐほど転倒の心配も増えます。


起きる時は座ってからゆっくり立つことを習慣にしてみてください。ベッドの端に腰掛け、足を動かしてから立つだけでも、急な体位変換を避ける助けになります。
朝食が取れない日や、水分をあまり飲めない日が続くと、午前中のだるさや立ちくらみが強くなることがあります。暑い季節、体育のある日、外出時間が長い日には、いつも以上に注意が必要です。一度に多く飲もうとせず、起床後から少しずつ口にする方法が続けやすいでしょう。食事も完璧を目指すより、体調に合わせて口にできるものを用意し、空腹のまま長時間過ごさない工夫が欠かせません。
暑い場所、満員の電車、朝礼や行列などで立ち続けることは、体への負担が重なりやすい状況です。顔色が悪くなる、気分が悪い、汗が止まらないといった変化があれば、その場で頑張り続けないことが大切です。


数々のご相談の中でも多いのが、行事や部活動では周囲に合わせてしまい、帰宅後にぐったりするケースです。日陰や涼しい場所で休む、座れる場所を選ぶ、途中で抜ける選択肢を持つことも、日常の負担を減らす工夫になります。
夜になると少し動けるようになり、スマートフォンや動画を見続けて就寝が遅くなることがあります。ただ、夜更かしだけを原因と決めつけると、本人は理解されていないと感じやすくなります。


夕方以降に会話や趣味ができることは、朝のつらさが軽いという意味ではありません。日中にできなかった勉強や予定を夜に詰め込みすぎると、休息の時間まで削られてしまうことがあります。夜に活動する場合も、終わる時間を家族で決めておくとよいでしょう。就寝前は明るい画面や刺激の強い内容から少し離れ、翌朝の準備を早めに済ませるだけでも負担は変わります。
「夜は起きているのに朝だけ起きられない」と言いたくなる時もあると思います。しかし、その言葉が続くと、本人は症状を隠したり、相談しにくくなったりすることがあります。責める代わりに、朝は何時頃からつらいのか、頭痛や吐き気はあるのか、横になると楽になるのかを聞いてみてください。体調の記録があると、日々の変化を家族で共有しやすくなります。
体を動かすことをすべて避ける必要はありませんが、調子が悪い日に以前と同じ強度で運動すると、疲労が長引くことがあります。体育、部活動、登下校など、本人にとって負担の大きい動作を一度確かめておきたいところです。
朝からふらつきや強い倦怠感がある日は、走る、長く立つ、暑い屋外で活動する予定を無理にこなさないほうがよいでしょう。参加するか休むかの二択だけでなく、見学や短時間参加という選び方もあります。
元気な日に急に運動量を増やすのも注意が必要です。活動後に頭痛や吐き気が強くなるなら、量や時間帯が合っていない可能性があります。翌日に疲れを残さない範囲から考えてみてください。
朝の不調が続く方では、首、肩、背中が強くこわばり、呼吸が浅くなっていることもあります。長時間のスマートフォン操作、机に向かう姿勢、かばんの持ち方などが重なると、体の緊張が抜けにくくなります。
治療院では、姿勢だけでなく、首や肩を動かした時のつらさ、背中の張り、歩く時の体の使い方なども確認します。自宅では強く押したり無理に伸ばしたりせず、楽な姿勢で短く休むところから始めてください。
登校できた日でも、朝礼、階段移動、体育、長時間の授業などで症状が出ることがあります。遅刻や欠席だけでなく、学校にいる間の過ごし方まで考えることが、無理を重ねないためには大切です。保健室で休めること、朝は遅れて登校できること、立ち続ける場面を減らせることなどを、学校と共有できる場合があります。本人が説明しにくい時は、保護者が体調の特徴を伝えるだけでも支えになります。
家での工夫を続けても、日常生活への支障が大きい時は、抱え込まないことが大切です。失神して倒れる、強い頭痛が続く、胸の苦しさがある、手足の動かしにくさがある時などは、早めに相談先を考えましょう。


特に、急に状態が変わった時や、食事や水分をほとんど取れない時は、いつもの不調として済ませないほうが安心です。本人の言葉、顔色、歩き方の変化も、相談する目安の一つになります。
起立性調節障害では、急な起立、水分不足、暑さ、睡眠不足、無理な運動、周囲からの強いプレッシャーが重なると、つらさが続きやすくなります。本人の様子に合わせ、できることを少しずつ増やす姿勢が大切です。今日からは、朝にすぐ立たず座る時間を作ること、飲み物を手の届く場所に置くこと、予定を詰め込みすぎないことから始めてみてください。朝の症状、体調の波、活動後の疲れ方を記録することも役立ちます。首や肩、背中の緊張、姿勢、日常の動きによる負担も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。