
院長:藤田お気軽にご相談ください!
朝は起き上がるだけでもつらく、食欲も出ない。昼頃になると少し動けるようになり、甘い飲み物やお菓子で済ませてしまう。そんな日が続くと、何を食べさせればよいのか、反対に何を控えればよいのか迷うご家庭も多いのではないでしょうか。
整骨院ふじた・春日院の藤田です。この記事では、起立性調節障害で食事が気になるときに、控えたい飲み物、朝に食べにくい日の工夫、生活の中で確かめたいことについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、起立性調節障害の症状ページもあわせてご覧ください。食事を責める材料にせず、毎日の過ごし方を少しずつ振り返ることが大切です。




無理なく続く方法から始めましょう
起立性調節障害では、午前中に頭痛や吐き気、だるさが強く、朝食を前にしても箸が進まないことがあります。食べられない本人にとっては、食事そのものが負担になっている場合もあります。まず確認しておきたいのは、朝食を食べないことだけではありません。水分もほとんど摂れていないのか、起きる時間が遅く昼食まで何も口にしないのか、夕方以降に食事が偏っていないかも関係してきます。
食欲がないときは、ジュースや加糖の乳飲料、甘いコーヒー飲料なら口にできることもあります。ただ、それだけで空腹をしのぐ日が重なると、食事の代わりになりやすいため注意が必要です。糖分を含む飲み物やお菓子を摂ること自体を悪いことと決めつける必要はありません。けれども、短時間にたくさん摂る習慣が続くと、食事の量が減ったり、だるさや眠気が気になったりすることがあります。


学校を休んで自宅で過ごす日には、昼過ぎから動けるようになり、スナック菓子や菓子パンを少しずつ食べることがあります。保護者が不在の時間は、手軽な食品だけになりやすいでしょう。数々のご相談の中でも多いのが、食べられる物を優先した結果、炭水化物や甘い物に偏ってしまう悩みです。ご飯やパンを食べるなら、卵、魚、肉、豆腐などを少量でも組み合わせるという考え方が役立ちます。


一度に十分な量を食べられない場合は、食べられる時間帯に小さく分けてもかまいません。おにぎりに卵を添える、うどんに肉や卵を加えるなど、食べやすさを残しながら内容を変えてみてください。
眠気やだるさを何とかしたくて、コーヒー、紅茶、緑茶、コーラなどを選ぶこともあると思います。カフェインは身近な飲み物に含まれているため、本人も保護者も気づかないうちに摂取量が増えることがあります。
午後から夕方にかけてカフェイン飲料を飲むと、夜に寝つきにくくなる方もいます。夜更かしや眠りの浅さが続くと、翌朝の起きづらさにつながることがあり、生活リズムの乱れが重なりやすくなります。眠気を抑えたいときほど、飲み物で無理に頑張ろうとしがちです。まずは飲んだ時間、量、その夜の眠り、翌朝の体調を数日だけでも書き留めると、本人に合わない習慣を確かめやすくなります。
カフェインはコーヒーだけに限りません。栄養補給をうたう飲料、炭酸飲料、濃いお茶などにも含まれることがあり、複数の飲み物を重ねると摂取量が増えることがあります。飲み物は種類と飲む時間を一緒に確認することが、家庭で始めやすい第一歩です。本人が自分で選ぶ年齢なら、禁止だけで終わらせず、代わりに何を飲むかまで話しておくと続けやすくなります。
朝のつらさを乗り切りたい、部活動や勉強で疲れているという理由から、エナジードリンクに手が伸びることがあります。手軽に飲める一方で、カフェインと糖分を含む商品が多い点は知っておきたいところです。一時的に気分が変わったとしても、水分補給の代わりとして飲み続けるものではありません。動悸、眠れない、胃の不快感など、飲んだ後にいつもと違う様子がある場合は、無理に続けないほうがよいでしょう。


朝に食事が難しいときでも、水分まで不足すると体調がさらに崩れやすくなります。起床後すぐに多く飲もうとせず、口にできる温度や量から始めるという見方もできます。
常温の水や白湯、飲み慣れた飲み物などを、少しずつ口にする方法があります。吐き気がある日は無理に量を増やさず、時間を空けながら試すほうが負担になりにくいこともあります。水分や塩分については、体格や普段の状態によって考え方が変わります。普段から食事について指示を受けている場合は、自己判断で量を変えず、その内容を優先してください。
朝に食べにくい本人には、最初から栄養バランスのよい一食を求めすぎないことも大切です。おにぎり、みそ汁、卵料理、ヨーグルトなど、体調に合わせて選べる物を用意しておくと負担を減らせます。ただし、強い吐き気が続く、ほとんど飲めない、体重が落ちているなどの場合は、食べ方だけで抱え込まないでください。水分も食事も摂れない状態を続けないことが大切です。
食べ物を変えれば朝に起きられるようになる、と考えると、本人にも保護者にも大きな負担がかかります。起立性調節障害では、睡眠、活動量、学校での緊張、気温の変化など、日常の負担が重なることがあります。当院では、朝と夕方で体調がどう違うか、首や肩、背中が緊張していないか、長く同じ姿勢になっていないかも確認します。食事の内容だけでなく、体を休める時間や過ごし方も含めて振り返ることが欠かせません。
頭痛やだるさがあると、横になったままスマートフォンを見続けたり、うつむいた姿勢が長くなったりすることがあります。首や肩まわりに負担が重なると、午後になっても疲れが抜けにくいことがあります。起きられる時間帯には、急に頑張りすぎず、座る姿勢や歩くときの体の使い方を少し意識してみてください。痛みやめまいが強い日は無理に運動せず、横になってもつらい状態が続くなら早めに状態を確かめたいところです。
起立性調節障害で気になる食べ物は、全面的に禁止するよりも、甘い飲料やカフェインに偏る習慣を減らし、食べられる時間に少量でも栄養と水分を補うことから考えてみてください。今日からできることは、朝に飲めた物、食べられた物、午後に摂った飲み物、夜の眠りを短く記録することです。数日分を並べると、朝の不調と生活リズム、食事の偏りとのつながりに気づくことがあります。


食事だけでなく、首・肩・背中の緊張、姿勢、日常の過ごし方も含めて確認したい方は、整骨院ふじた・春日院へお気軽にご相談ください。